日本海に面した能登半島の北西に位置し、海と山々に囲まれた石川県輪島市。この地で産する天然木に天然漆(うるし)を用いて作られる輪島塗は、美しさと丈夫さを兼ね備えた独特の「堅牢優美」な質の高さが特徴だ。
そんな輪島塗の製造から販売まで手がける総合プロデューサーである塗師屋(ぬしや)の家として、200年にわたって輪島塗の伝統を守り、高い品質を国内外に伝えてきた田谷漆器店が、自社サイトにて輪島塗の魅力を伝えるブログ「全日本人 輪島塗化計画」を、12月22日(水)より公開中だ。
「全日本人 輪島塗化計画」
田谷漆器店10代目の田谷昂大氏がYouTubeやSNSで積極的に発信している活動「全日本人 輪島塗化計画」は、“すべての日本人に輪島塗を使ってもらいたい!”という思いから開設。
計画の実現のために、ブログの公開を開始し、まだ輪島塗を知らない人へ、輪島塗の良さを伝えていく。ブログでは、全ての日本人が輪島塗の食器に親しみをもってもらうことを目指し、ビギナーの人へのおすすめアイテム、特徴や使い方、輪島塗に関するQ&Aなどを紹介していく。
日常的に使われる味噌汁椀から
計画の第一歩として着目したのが、日本人の食卓に欠かせない味噌汁。味噌汁を飲むときに必ずといっていいほど使われる「お椀」こそ、輪島塗ビギナーにふさわしいと考えているという。
「輪島塗の魅力が一番伝わるのはお味噌汁を飲むときのお椀です。輪島塗の原点は能登の人びとの実用の器で、輪島塗は普段使いをしていただくことによって真価を発揮します。お椀は手に持って、直接口につけて味わうので、輪島塗の特徴である『断熱性』と『肌触りの良さ』を存分に感じていただくことができます。日常的に使われる味噌汁椀から、輪島塗の良さを実感していただきたいです」と、田谷氏はコメント。
ブログ「全日本人 輪島塗化計画」をチェックして、日本が世界に誇る和食器“輪島塗”の魅力に触れてみては。
田谷漆器店公式サイト:https://www.wajimanuri.co.jp/