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山梨・市川三郷町の和紙の里が新ブランド「甲州和紙」を設定!記念イベントも開催

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山梨県西八代郡市川三郷町、市川大門・西嶋の和紙関係企業が、市川大門・西嶋を含む和紙ブランドの総称として、2022年より新たに「甲州和紙」という名前を掲げる。そのお披露目を目的として、東京都・日本橋の小津ギャラリーにて、1月10日(月)〜15日(土)に記念イベントを開催中だ。

山梨県の和紙の里の総称を「甲州和紙」に


今回新たに和紙の新ブランドとして「甲州和紙」の名前を掲げるのは、市川和紙と西嶋和紙の2ブランド。


山梨県西八代郡市川三郷町を中心とする甲斐の和紙の歴史は、奈良時代から始まるとされている。市川大門の和紙は中世末以降、武田家の御用紙としてその保護のもと発展し、現在でも日本一の障子紙生産地となっている。


また、西嶋和紙は長らく書道用の半紙や画仙紙を特徴として発展してきた。

今後の生き残りをかけた新しい取り組み

一般企業において、何らかに「特化」することは一種の強みとなるが、西嶋和紙は書道用の半紙に特化した結果、書道人口の減少とともに生産数も減少し、今後何らかの変化を模索していかなければならない状況となった。

和紙と言えば、美濃和紙・土佐和紙・越前和紙の日本三大和紙産地が有名だが、山梨県の甲府盆地の南に位置するこれらの和紙の産地は知名度的には広く知られていないため、今後の生き残りをかけた新しい取り組みが必要とされている。

「甲州和紙」の名前で日本・世界に進出

今回、まず市川大門・西嶋を中心とする山梨の和紙の里の総称として「甲州和紙」の名前を設定。


今回のイベントにおいて「甲州和紙」の認知を目指し、同時に産地の各企業は、今後新たな「甲州和紙らしさ」を様々な製品づくりへのチャレンジを通して模索していく。出展企業は、一秀製紙工場、金長特殊製紙、山一和紙工業、山叶製紙、山十製紙、宮本重男(手漉和紙職人)の6社。

今後は定期的に「甲州和紙」のイベントを開催し、日本だけでなく世界への認知拡大も目指していくという。

イベントを訪れ、小さな和紙の里の“新しい挑戦”に触れてみては。

■イベント概要
会期:2022年1月10日(月)~15日(火)
開催時間:
10日(16:00~18:00)
11日~14日(10:00~18:00)
15日(10:00~16:00)
会場:小津ギャラリー 東京都中央区日本橋本町3-6-2 小津本館ビル2F

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