ビューティーカンパニーのマードゥレクスは、バンクフォースマイルズが立ち上げた「コスメバンクプロジェクト」の活動に賛同し、化粧品約7,000点を寄贈したことを発表した。
コスメバンクプロジェクト
「コスメバンクプロジェクト」は、「女性と地球にスマイルを」という理念のもと、経済的な事情などから化粧品・日用品を手にすることが困難な人に、賛同企業から寄贈された商品を無償で配布するものだ。
同プロジェクトは、2021年12月13日(月)にパイロット版が実施されており、化粧品・日用品メーカー17社の賛同を受けて15万点が寄贈された。
女性と地球にスマイルを
マードゥレクスは、顧客に「美と健康」を届けるビューティーカンパニー。同社は創業27年目を迎え、2021年の秋に主要ブランドである「エクスボーテ」をリニューアルした。
「美と健康」は、生きていく上での本質的な喜びや、明日を生きる力に通じるもの。同社は、より多くの女性にメイクを通じて自信を持ち、前向きに歩んでいってもらいたい、との思いから「女性と地球にスマイルを」を理念とする同プロジェクトの活動に参加したという。
女性の貧困と化粧品の環境問題
コロナ禍による雇用状況の悪化などから、「女性の貧困」は深刻さを増している。中でも女性のひとり親世帯は、平成28年度の厚生労働省「全国ひとり親世帯等調査の結果」によると、半数以上が相対的貧困下にあり厳しい状況に置かれているという。
こうした生活では、まずは衣食住、次に家族や子どもにかかる費用を優先させるため、女性が自分で使う生理用品や化粧品の購入が難しくなっている。社会生活上、必要最低限ともいえるアイテムさえ入手できないという状況が生じているのだ。
一方、化粧品はその特性上、リサイクルや再販売が難しく、品質には問題がなくても処分せざるを得ない現状がある。もちろん、商品を処分すれば地球環境にも影響がある。これらの課題を解決しようとスタートしたのが、コスメバンクプロジェクトだ。
女性と企業をつなぐプロジェクト
同プロジェクトは、現行販売品や販売終了した品質の良い化粧品を企業から募り、経済的困難を抱える女性に配布することで、企業と女性、そして地球環境という、社会全体にとっての課題の解決を目指しているという。
2022年春の「コスメバンクプロジェクト」本格始動に向けて、マードゥレクスは支援を続けていくという。女性と企業をつなぐ、「コスメバンクプロジェクト」をチェックしてみては。