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東北で初の試み!外国人介護職員のキャリアアップを支援する学校が秋田県に誕生

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秋田県で介護事業を展開するあきた創生マネジメントが、3月、秋田県大館市に、介護福祉士の資格取得に必要な「実務者研修」修了をサポートする外国人職員向け学校「ケアカレッジあきた」を開設。

ガネット社、国際介護人財組合と共同で運営する東北で初の試みにより、技能実習生や在留外国人のキャリアアップを支援する「学びのコミュニティ」を作ることを目指していく。

介護福祉士の資格を取得するための学校

「ケアカレッジあきた」は、介護福祉士の資格を取得するための学校。

国家資格である介護福祉士試験を受けるためには、3年以上の実務経験に加え、実務者研修の修了が必須であるが、外国人介護職員にとっては日本語で研修を受けること自体が難しく、資格取得の大きなハードルとなっていた。

そこで、あきた創生マネジメントとガネット社がパートナーシップを組み、誰でも気軽に通え、実務者研修の修了をサポートする外国人向け地域応援スクールを秋田県に作ることを決定。

参加者は、全国104カ所に介護資格学校「日本総合福祉アカデミー」を運営するガネット専用の「るび付き資料・教材」を利用し、同社のパートナーで、外国人介護職員向けに特化した日本語教室や講座を展開する国際介護人財組合のコンテンツも活用しながら資格取得を目指すことができる。あきた創生マネジメントは、教室確保などの現地コーディネートを担う。

技能実習生の自信にもつながる取り組み

技能実習生は3年間の実習期間を終えると、一度母国に帰らなければならない。その後は本人の意向によるが、2年延長することも可能だ。その間に介護福祉士の資格を取得できれば、さらに5年先まで日本に滞在できる仕組みとなっている。資格取得は本人にとっての自信にもなり、移住や定住につながる可能性もある。

あきた創生マネジメントが技能実習生を受け入れているインドネシアでは、実習期間を終えて母国に帰っても、仕事が見つからずに再び日本に戻るケースも少なくないそう。もし母国へ戻ることを選んだとしても、日本で学んだことを生かし、きちんとした待遇で介護の仕事を続けられるようにするのも資格取得を支援する目的の一つだという。

外国人介護職員のキャリアアップにつながる新たな取り組みに注目だ。

■「ケアカレッジあきた」概要
・開催期間:3~6月に通信レポート学習、6~8月にスクーリング
※2月にオリエンテーション実施予定
※外国人サポートとしての配布資料、教材は全てるび付き。通信レポート課題の動画サポートあり
・定員:15名
・開催場所:デイサービス「ゆいまーるの家」(秋田県大館市東台二丁目6-33)

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