NH研究所、東京電力パワーグリッド、アビダルマの3社が実施する自動追従パレットサービス「Furiuri」が、都市における移動サービス実証の検証のために1月21日(金)より弁当の販売を行っている。
ロボットを都市部で運用
「Furiuri」は、5Gを活用した移動体サービスの可能性を実証するために計画された事業。
歩道の走行が認められている「歩行補助者等」の制限内で設計されたロボット(パレット)を都市部で運用することで、将来的に大きな市場が見込まれる無人移動体サービスにおける課題と可能性を探ることを目的としている。
1月時点では、パレットが誘導員を認識して追従する形態で走行。西新宿1丁目の「一軒め酒場 西新宿」で製造されたお弁当を受け取った後、西新宿1丁目の「モード学園コクーンタワー」前で試験販売を行った。
5Gの活用
今回の実証事業では、パレットに特殊カメラを搭載し、その映像が5Gを用いてサーバに送信する形で活用されている。
サーバ内のAIでパレットに近づく物体の衝突リスクを検出し、必要に応じてパレットの走行を抑制。この技術は、5Gのもつ高速・低遅延の特徴を活用したものだ。
ハンバーグ、鶏のオイル焼きなどが登場
2月時点では、毎週月・金曜日の12:00〜13:00、モード学園コクーンタワー前にて弁当の試験販売を実施中。
ハンバーグ弁当、鶏のオイル焼き弁当、唐揚げ弁当、生姜焼き弁当が販売されている。価格は各500円(税込)。
天候、路面状況、その他の事情により営業を休止する場合もある。試験販売は、3月下旬までの実施となる。3月以降はゴミ箱やベンチなども提供され、都市部において「憩いの空間」を移動サービスとして提供する試みも実施予定だ。
営業予定や実証事業の概要などは、公式WEBサイトやTwitterからもチェック可能。新宿近辺の人は、この機会にチェックしてみては。
Furiuri公式サイト:https://furiuri.jp/
Furiuri Twitter:https://twitter.com/FuriuriJP