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南三陸町の震災跡地に地域を元気にする店舗を建設するプロジェクトがクラファンに挑戦

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宮城県の南三陸町歌津地区でタイ料理レストランを経営している「和sian-cafe aimaki」は、コロナ禍で売り上げ減少。自社と地域のW復活を目指し店舗新築プロジェクトを開始した。資金調達のためだけでなく、活動の広報とサポーター募集も兼ねて2月10日(木)~3月18日(金)まで、クラウドファンディングに挑戦している。

やるからには、地域貢献型


震災後11年、住宅など大部分が建てられ復興が終わったと周知されているが、まだまだ三陸沿岸はどの地域も造成が終わった更地のままで利用されていない土地がたくさんある。


今回、この地区の中心に、新しい町並みの一部を描きたいというプロジェクトを開始し、商業用地の利用許可をもらうことができた。様々な人に相談協力してもらいながら、約30坪ほどの小規模な複合店舗を建設することとなった。

同店は、『現在小さな飲食店を16年続けていますが、プロジェクトの土地は津波の危険区域であり、一からの新築であり、さらに人口の少ない小さな町でと、条件の悪い起業ですので、資金調達は簡単ではありません。「経営として難しい」という意見もあります。それは実際痛切に感じますが、小さい町だからこそ、以前のまちの面影もなくなった町だからこそ、あきらめたくない思いがあります。「諦めないという勇気の連鎖」を次につなげるため、諦めないと決めました。さらに、地域内外の皆さんに知っていただき、一緒に作り上げたいという思いでクラウドファンディングに挑戦することにしました』と語る。

新店舗プロジェクトの目的と内容

新店舗プロジェクトの1番の目的は、地元の人の生活が楽になる、楽しくなること。2番目は、観光客が楽しめる場所を作ることだという。趣味や文化的要素も取り入れ、環境や豊かな生活を意識した店づくりやイベントも開催する。


敷地内には、「海の見えるテラスのあるレストラン」、「プライベート個室レンタルルーム」、「テイクアウト」、「セレクト雑貨の販売」、「チャレンジショップなどの多目的スペース」を用意し、2023年6月のオープンを予定している。なお、オープン日は補助金申請や手続き、設計、土地の引き渡し時期等による現在の予定だ。

返礼品は、地元の海産品や割引券

支援の返礼品は、地元の海産品や同店の割引券などを用意。計画は2月4日(金)現在のもので、資材価格変動や補助金変更などにより計画内容が一部変更になる可能性がある。

コロナ禍で人の集まる場所を作るのはハードルが高いが、予約、決済システムや人数制限、テイクアウト強化など工夫をして感染対策を実施。さらに災害発生時の対応もマニュアル化や訓練実施などを行い安全に努めて運営していく。

クラウドファンディングの目標額は380万円。震災跡地を活性化する試みを応援してみては。

クラウドファンディングREADYFOR:https://readyfor.jp
プロジェクト名:南三陸町の震災跡地に 観光と交流の場をつくりたい

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