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コーヒー豆の麻袋と廃棄衣服を合わせたプランターで自治会を再活性化させる新しい挑戦

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天然繊維循環国際協会(NICO)と、UCC上島珈琲は、共同で天然繊維であるコーヒー生豆の麻袋を再利用してプランターを作り、渋谷区の原宿神宮前商店会、沖縄県那覇市松島自治会、首里当蔵自治会、京都府中京区地域の緑化を地域と共に行うプロジェクトを実施する。

廃棄されるコーヒー豆の麻袋を活用

UCC上島珈では、生豆が海外から運ばれる際に利用されている麻袋が、年間100万枚以上になる。役目を終えた麻袋は、畑での霜よけや除草、ほぐしてフエルト材などの原料になるほか、自治体が焼却時に熱源としてリサイクルするなど、有効活用が実現しているものがある一方、活用がされないまま、廃棄をされてしまうものもあった。このような状況を少しでも改善したいと、新たな有効活用方法を模索する中で実現をしたのが、今回のコラボレーションだ。

コーヒー麻袋と一緒に廃棄衣料も使用


今回のプロジェクトでは、コーヒーの麻袋と、分別回収した廃棄衣服の天然繊維の生地を縫い合わせてプランターへと生まれ変わらせ街を緑化する。このうち廃棄される衣服について、ファッション産業が抱える問題として大量廃棄がある。その廃棄量は日本で年間75万トン、その内の50万トンは焼却処分されているのが現状だ。なお、プランターは設置環境によるが、役目を終えた後は土に還すことができる。

緑化を通して自治会や町内会を活性化

日本には29万6000もの自治会、町内会が存在している。近年は若者の加入率も低く高齢化が進み、その役目も形骸化しており、その存在意義が失われつつある。

しかしながら、自治会は民主政治の最小単位と言われ、自分達の住んでいる街をどうしていくかを議論する場として機能している重要な存在です。実際に防災や防犯、子どもの顔が見えるコミュニティは多くの問題を事前に防ぐ役目を長い間果たしてきた。環境問題などの社会的問題も自治会が機能する事で解決できる事は多く、自治会、町内会を軸に街の緑化を通して再活性化する成功モデルを目指す。


また、街づくりに参加したい学生も募集し学生のボランティア証明を発行する仕組みも構築する。

ファッション業界とカフェなどの飲食業界も参加するプロジェクトとして、企業にも広く参加を呼びかけ、クラウドファンディングも立ち上げた。2月から東京、京都、沖縄で同時にスタートし、将来的に全国へ広げていく計画だという。業界と地域が一緒になって取り組む事で新しい街のあり方、未来へ繋がる誰もが参加できるプロジェクトだ。

クラウドファンディングの協力者・協力企業とリターン品は、ブルーミング中西「天然繊維のコーヒー柄のハンカチ」、野草研究家 山下智道氏「ハーブのオンライン講演会」など。

コーヒ豆麻袋と廃棄衣料の活用や自治会・町内会の活性化に繋がるプロジェクトを支援してみては。

クラウドファンディング ゼネス:https://www.zenes.jp
プロジェクト名:
日本初 珈琲麻袋と着ない服で作るプランターが原宿&沖縄に登場!
珈琲&ファッション業界が地域緑化に挑む

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