笹川平和財団の海洋政策研究所は、3月15日(火)に、「海とヒトとの関係学」シリーズの第5巻「コモンズとしての海」1,600円(税抜)を刊行した。編著は、秋道智彌氏・角南篤氏。

「海とヒトとの関係学」シリーズ

海洋政策研究所は2000年から、Ocean Newsletterを通じて海の様々な問題に関する論考を発信してきた。

「海とヒトとの関係学」シリーズは、それらの論考を重要なテーマ別に再編集し、一部加筆したものだ。2019年2月に第1巻「日本人が魚を食べ続けるために」と第2巻「海の生物多様性を守るために」を、2020年3月に第3巻「海はだれのものか」、2021年3月には第4巻の「疫病と海」を刊行してきた。

「気候変動と海」がテーマの第5巻

最新の第5巻「コモンズとしての海」では、「気候変動と海」をテーマに、これまでの海の温暖化の問題をコモンズ(共有財産)の視点から考察。海を人類のコモンズと位置づけ、海の温暖化の問題をめぐり欠落してきたヒトとの関係に焦点をあて、気候変動問題に対する海からの新たな解決策を提示することを目指している。

「コモンズとしての海」を手に取り、海の持続可能性について改めて考えてみては。