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今大切なことを問いかけてくれる。徳島県上勝町の暮らしを伝える大杉隼平写真展が開催

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徳島県上勝町は、国内外で幅広い活動を続ける注目の写真家・大杉隼平氏による写真展「KAMIKATSU」を、2期にわたり開催。第1弾は5月3日(火)〜8日(日)の期間、東京のDAIKANYAMA GARAGEにて。第2弾は5月28日(土)〜6月5日(日)の期間、撮影地上勝町のゼロ・ウェイストセンターにて実地する。どちらも入場は無料だ。

四国で一番小さい町「上勝町」

「葉っぱビジネスの町」や「ゼロ・ウェイストの町」として知られる上勝町。棚田百選に選ばれた樫原の棚田や、国の重要無形民俗文化財に指定されている阿波晩茶など、世界に誇る美しい景観と伝統文化がある町だ。そんな同町だが、四国で一番小さい町でもあり、現在の人口は約1450人でその半分以上が高齢者。しかし、人口が少なくても活気が失われないのは、町民の一人一人が自分らしい暮らしを知っているからだ。

田舎町の暮らしは意外といそがしい

田舎町の暮らしは意外といそがしい。なぜなら、仕事でうもれがちな日々の合間にも、めんどうな草刈りがあって、顔を見たいおじいちゃんおばあちゃんがいて、話し合いたい友人がいて、癒やしてくれる景色もあって、暮らしを充実させてくれるものがたくさんあるからだ。

こうした暮らしを、町では「しわしわ、ことこと(急がず、焦らず)」を合言葉に、ゆっくりと今日まで紡いできた。先祖代々受け継がれてきた土地や文化、生業を守り、後生へつないでいくことをあきらめず、新しい命が生まれれば町全体が祝福の気持ちで迎え入れる。言葉だけでは語りつくせない町、それが上勝町という地域だ。

上勝町をよりたくさんの人に知ってもらう機会に


そんな上勝町をよりたくさんの人に知ってもらう機会として、世界で活躍する写真家の大杉隼平氏に同町を撮影してもらい、写真展を開催することとなった。同氏は、ロンドンで写真とアートを学び、雑誌やTV、広告などで活動する傍ら、国内外の企業のプロモーション撮影など多岐に渡り活動している。

今回、町民や子どもたちのためにという同町の思いを大杉氏が汲んで写真展が実現。そこにいたるまでにたくさんのすばらしい出会いと企画が生まれてきた。その一つは、上勝小学校や上勝中学校で実施した同氏による写真撮影ワークショップ。プロの写真家と関わる貴重な体験のなかで、子どもたちはカメラを通して町の魅力を発見したり、自分の作品を作り上げる喜びを感じることができた。

自然の美しさ、食の恵み、働く人たち、町の宝である“人”の姿がありのままに写し撮られている写真展「KAMIKATSU」で、上勝町の活力や魅力を感じ取ってみては。

■DAIKANYAMA GARAGE
住所:東京都目黒区中目黒1-3-12 アーバンリゾート代官山1-2F
時間:11:00〜19:00

■上勝町ゼロ・ウェイストセンター
住所:徳島県勝浦郡上勝町大字福原字日浦7-2
時間:11:00〜17:00

上勝町HP:http://www.kamikatsu.jp/
大杉隼平HP:https://shumpei-ohsugi.com/

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