介護福祉特化の手伝いプラットフォーム「スケッター」を運営するプラスロボは、4月25日(月)から静岡県西伊豆町と連携し、町内の介護人材確保に動き出した。
地域住民のすきま時間を生かす
町内の社会福祉協議会とも連携し、「スケッター(手伝い)をする人」に対して、地域通貨で報酬を上乗せする。地域住民のすきま時間の手伝いを通じて、現場の業務負担軽減につなげるほか、介護福祉業界への就職を促進させるという。
また、県外からの「スケッター」も呼び込むことで、町の関係人口増加も役立てる狙いとのこと。
西伊豆町について
静岡県伊豆半島西岸に位置する人口約7,200人のまち。住民の2人に1人が65歳以上の高齢者であり、静岡県内で1番高齢化率が高い。
町の海岸線は、富士箱根伊豆国立公園や名勝伊豆西南海岸に指定され、美しい景観が守られている。西伊豆町を代表する観光地「堂ヶ島」では、国の天然記念物「天窓洞」や干潮時には瀬が現れ、三四郎島まで歩いて渡ることができるトンボロという現象が見れる観光スポットだ。
美しい海に浮かぶ島々と表情豊かな海岸が夕陽に染まる様子は、まるで一枚の名画や映画のワンシーンのようであり、「夕陽日本一宣言」を行い、夕陽のまち西伊豆町をPRしている。日中の観光、美しい絶景と温泉、食事を楽しみに訪れてほしいという。
「スケッター」について
「スケッター」は、介護福祉領域に関わる人(関係人口)を増やすことを目的に、2019年にリリースされた隙間時間の手伝いプラットフォーム。未経験者や資格のない人でも、身体介助以外に自分のできることで福祉に関われるのが特徴の体験型シェアリングエコノミーだ。登録者約3,000人のうち7割近くがこれまで介護福祉領域に関わったことのない異業種で、あらゆる業界からの参加者を増やし続けている。
学生や20~30代の登録者が多いそうで、「関心はあるけど、関わるきっかけや手段がなかった」という関心層を惹きつけており、異業種からの転職も数多く誕生しているとのこと。定額でシステムを利用でき、紹介手数料が一切発生しない点も事業所メリットの1つとなっている。
今回の他にも、自治体との連携が進んでいるようで、神奈川県川崎市社会福祉協議会の福祉人材バンクや、広島県府中市なども「スケッター」を活用。市内の学校などにも周知され、これまで福祉と関わりのなかった潜在的関心層の掘り起こしに注力しているそうだ。
「スケッター」を活用した自治体との連携にも注目してみては。
「スケッター」公式サイト:https://www.sketter.jp/about/