文一総合出版から、5月9日(月)、「タマムシハンドブック」1,760円(税込)が発売された。
国内に生息する約220種のうち131種を収録
タマムシ(ヤマトタマムシ)は、古来より装身具に加工され、法隆寺宝物「玉虫厨子」でも知られている緑色の金属光沢が美しい昆虫。タマムシの仲間は国内に約220種が生息しているが、うち131種を収録したのが今回発売された「タマムシハンドブック」だ。
同書では、1センチ未満の小さな種も、深度合成による標本写真で紹介。見わけるためのポイントはもちろん、分布や見られる時期、生態、発見難易度を掲載しており、タマムシの生活史や見つけ方のほか、飼育方法についても解説している。
ナガタマムシ属は側面や腹面の拡大写真も掲載
また、似ている種が多く同定が難しいナガタマムシ属については、背面からの写真に加え、識別の重要なポイントとなる側面(内側隆線)や腹面(前胸腹板突起)の拡大写真、オスの交尾器も掲載している。
表紙にはPETホログラムフィルムを使用
さらに、タマムシたちの冬越しやナガタマムシの色彩変異など15本以上のコラムも収録。
表紙には、同社初のPETホログラムフィルムを使用しており、表紙に散りばめられたタマムシたちが虹色に輝く作りとなっている。
「タマムシハンドブック」は、文一総合出版Webサイト、Amazon、楽天ブックスなどのほか、全国の書店で販売中。著者は、福富宏和氏・山田航氏・瑤寺裕氏、写真は、尾園暁氏。
文一総合出版Webサイト:https://www.bun-ichi.co.jp/
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