「ビースタイル チャレンジ」は、沖縄事業所で栽培された島らっきょうを沖縄県本部町の幼稚園、小・中学校の給食に無償で提供した。
島らっきょうは「かきあげ」に調理され、5月13日(金)の給食で計9校(園)の1400人に提供された。
背景
『「はたらく」をもっと、しあわせに。』を使命に掲げるビースタイルグループで、障がい者雇用を推進する「ビースタイル チャレンジ」。同社は2019年10月に沖縄事業所を開設し、CO2の吸収量が多いとされるモリンガや地元の島野菜を無農薬で栽培してきた。
今回は、無肥料・無農薬で栽培された安全な地元の島野菜の味を、子どもたちに体験してほしいという思いから、廃棄予定となってしまった島らっきょうを、無償で提供することにしたそう。この機会に少しでも、食の安全性や地域の農業、地域の食文化を考えるきっかけになればと考えているとのこと。
「ビースタイル チャレンジ」の活動について
「ビースタイル チャレンジ」は、東京に本社を構えるビースタイルグループの特例子会社にあたる。会社の特性上、従業員の8割近くはハンディを持ったメンバーで、日々それぞれの個性を最大限生かせるようチャレンジしているという。
ハンディを持ったメンバー、一人ひとりの個性に合わせた仕事の割り振りや、障害の垣根を越えて全員が一緒に作業をすること、その働きを価値に変えやりがいを引き出すことを考えると、一般的な農業のシステムは合わなかったそう。また、食の安全性と従業員の安全性の兼ね合いから、農薬を使うことをやめ、品質の向上や栽培管理の手間から肥料をつかうことをやめたという。試行錯誤をしてきたが、現在は自然栽培という形で農業をするに至ったとのこと。
また、同社が栽培する無農薬野菜は、「食べチョク」から購入可能だ。
沖縄県本部町の幼稚園、小・中学校へ島らっきょう20キロを無償で提供した「ビースタイル チャレンジ」の今後の活躍にも期待してみて。