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障がい者の賃金向上を目指した、紅茶専門店監修「SDGs紅茶」のECサイトがオープン

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障がい者みらい創造センターが運営する「みらせんスタイル堀田就労継続支援B型事業所」のSDGs紅茶ギフトECサイトがオープンした。

障がい者の賃金課題解決を目指した提携

昨今、障がい者が働く福祉事業所がオリジナル商品を作ることが増えてきているが、福祉事業所だけでの商品開発は難しく、クオリティの担保や専門性・製造・販路等に課題がある。

特別支援学校で教諭をしていた障がい者みらい創造センターの竹内亜沙美理事長は、高等部卒業後に福祉事業所に進んだ教え子の1カ月の工賃が5000円程度しかないことを知り、彼らができることとやりたいことを仕事にする福祉事業所の開設と自社商品の販売を決めた。

ブランドの使用を障がい者のために許可


その想いに、名古屋で20年以上続く紅茶専門店ラティスの奥村裕美子代表が共感し、同ブランドの使用を福祉事業所に許可。茶葉の仕入れ・商品開発・品質管理等も総合的にプロデュースすることで、デザインにもこだわったギフトが完成した。長年大切に守られてきたブランドの使用を障がい者の賃金向上のために許可したことは、日本の福祉課題を解決するモデルケースになることが予想される。


障がい者みらい創造センターは、ラティスと提携し、指導・監修を依頼することで、本格的な紅茶ギフトを製造・販売することができるようになった。「みらせんスタイル堀田事業所」で働く知的障がい・発達障がいがあるメンバーがさまざまな係に分かれ、それぞれの作業力に合った仕事を自分のペースで、安全・安心な商品を届けられるよう紅茶製造専用室にて取り組んでいる。


長時間作業に取り組むことが難しいメンバーもいるが、徐々に作業力が上がり、毎月1000セット程度製造ができるようになった。商品の売上は障がい者の賃金になるので、たくさんの人に手に取ってもらえるブランドを目指していくという。

生産者の顔が見える農園を選定

ラティス監修SDGs紅茶ギフトの茶葉は、全てシングルオリジン。シングルオリジンとは、指定した農園の茶葉だけを使用し、異なる茶園の茶葉とブレンドを一切行わない100%ピュア製法のこと。品質の高い紅茶を楽しめるよう、シーズン毎に農園を選定し、スペシャリティランクの茶葉のみを空輸している。

その茶葉を使用したギフトセットは、定番の「ダージリン」「アールグレイ」、香り高い「アッサム」、夏にピッタリのフレイバーティー「ライチ」の4種類。1箱8包入りで、4種類の味から好きな組み合わせで購入できる。

「ダージリン」と「ライチ」のギフトセットは紅白の箱のため、お年賀や引出物にもおすすめだ。


自宅でも気軽に本物の味を楽しめるよう、メッシュ生地のピラミッド型ティーパック「ピトレタイプ」を使用しており、一般的な茶葉に比べて茶葉が大きく、時間が経ってもタンニンの渋みがあまり出ないのが特徴となっている。

障がいのある人たちが取り組むSDGs紅茶ギフトを手に入れて、本物の味を楽しんでみては。

ECサイト:https://magnet-m.stores.jp/
障がい者みらい創造センターHP:https://mirasen.org

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