「自動車技術会」は、7月29日(金)~30日(土)の2日間にわたり、パシフィコ横浜にて「キッズエンジニア2022」を開催した。
キッズエンジニア
「キッズエンジニア」は2008年より開催している小学生を対象とした学習イベント。今年で14回目の開催となる同イベントは、これまで横浜・名古屋の各都市にて隔年で開催していたが、2020年は新型コロナウィルス感染症の影響により中止となった。2021年はオンラインのみでの開催となり、本年は3年ぶりのリアル開催、横浜での開催は4年ぶりとなった。
オンラインプログラムも用意
本年は、パシフィコ横浜で実施した「横浜開催プログラム」と、昨年好評だったWebから参加できる「オンラインプログラム」の2種を用意。「横浜開催プログラム」では、企業や大学で活躍している現役のエンジニアが講師となってじっくりと学べる「教室型プログラム」18種と、気軽に体験できる「体験型プログラム」4種の2タイプのプログラムを実施した。
4種のプログラムを公式サイトで公開
なお、「横浜開催プログラム」は事前申込み制とした。「オンラインプログラム」は予約なしでだれでもいつでも参加でき、4種のプログラムは8月31日(水)まで公式サイトで公開している。
「キッズエンジニア2022」2日間の開催で計2,720名の来場者があったという。「キッズエンジニア2022」の様子を一部紹介しよう。
水性接着剤を使って工作キットを組み立てよう!
「スリーボンド」の「水性接着剤を使って工作キットを組み立てよう!」では、接着剤を作ってペーパークラフトを組み立て、接着力を感じる。
やさしい自動車のしくみ-みて、さわって、体験しよう-
「日本大学」の「やさしい自動車のしくみ-みて、さわって、体験しよう-」では、模型や動画を使ってクルマに使われている部品やしくみを学んだ。
自分だけの“マフラー”をつくって音のひみつを探ってみよう!
「マツダ」の「自分だけの“マフラー”をつくって音のひみつを探ってみよう!」では、段ボール工作をしながらマフラーの仕組みと機能を理解。
クルマの速さは君次第!未来のエンジニアよ、ミニレースへ集合!
「ジヤトコ」の「クルマの速さは君次第!未来のエンジニアよ、ミニレースへ集合!」では、ギヤの組み合わせで車の性能が変化する事を理解した。
ミニカーを使ったプログラミング教室
「ダイハツ工業」の「ミニカーを使ったプログラミング教室」では、プログラミングにより、ミニカーの道路検知機能の変化を学習した。
脳波計測で未来のクルマ社会を体験しよう!
「NOK」の「脳波計測で未来のクルマ社会を体験しよう!」では、ドライブゲームの際の脳を測定し、自分の性格を分析した。
大学生がつくったシミュレーターで学生フォーミュラ日本大会を体感しよう!
「自動車技術会」の「大学生がつくったシミュレーターで学生フォーミュラ日本大会を体感しよう!」では、大学生手作りの迫真のシミュレーターを体験し、学生フォーミュラ日本大会の醍醐味を体感した。
久しぶりのリアル開催となった今回は、プログラムの教師役となった現役のエンジニアもリアルに感じる子どもの笑顔を見て「充実した時間を過ごした」と言っていたという。子どもも同会展示のシミュレーターに触れて、「こういうのを作りたい」と夢を語った。
キッズエンジニア公式サイト:https://www.jsae.or.jp/kidse/
(角谷良平)