「TAKEO」は、地元の農業事業者や社会福祉法人等と連携し、農福連携でコオロギを養殖している「BugsWell」が育てた長崎県産こおろぎ100%使用した、「長崎こおろぎ あごだし」580円(税込)の販売を8月10日(水)より開始した。
九州のうまみたっぷりの「長崎こおろぎ あごだし」
「長崎こおろぎ あごだし」は、九州のうまみたっぷりの昆虫煮干しだ。
長崎県産焼あご粉末の出汁を長崎県産こおろぎにじっくりと染み込ませた。噛めば噛むほど、コオロギと焼きあごのうまみが滲み出す。さらに「ゆうこう」の果汁の爽やかな香りと酸味が全体を調和させ、和の雰囲気があるやさしい味わいが感じられる。
国産原料にこだわって作った昆虫煮干し
同商品は国産原料にこだわって作った昆虫煮干しだ。
出汁には主に長崎県平戸産の焼あご粉末を使用している。あごとはトビウオのことで、主に九州地方で親しまれている。香ばしい香りとスッキリとした旨みが特徴。
また、風味付けに長崎県の伝統柑橘である「ゆうこう」の果汁を使用している。「ゆうこう」はゆずやかぼすと同じ香酸柑橘の一種で、まろやかな酸味が特徴。
さらに、添加物不使用だ。同商品は「TAKEO」オンラインストアで購入できる。
TAKEOの国産昆虫シリーズ
日本では食用昆虫の生産者が増え始めている。昆虫の風味や栄養価は飼料や飼育環境により大きく変わり、昆虫一つ一つに明確な個性がある。同社は生産者と一緒になって食用昆虫の品質を作り上げ、その昆虫の特徴をできるだけ活かした方法で加工し消費者に届けるという。
開発者の思い
開発担当者の三橋亮太氏は、“「長崎こおろぎ」のコオロギは大きさがばらばらです。でもその分、成長段階ごとの繊細な風味の違いが楽しめるのでお得な気がします。小さいコオロギはクリアなうまみ、大きいコオロギは濃いうまみが感じられると思います。
フレーバーの開発は比較的スムーズに進みました。九州といえばあごだしだと長崎県産の焼あごを最初にテストしてみたところ、バチッと味が決まりました。焼あごは生臭みが少なくうまみがやさしく、コオロギの風味をよく引き立ててくれました。コオロギとの相性が良い素材です。
また風味付けに地元の柑橘を使いたいと探索したところ、長崎には「ゆうこう」という香酸柑橘があることを初めて知りました。高知のかぼすや宮崎のへべすとも違って果汁が甘いことが特徴です。商品開発はこういう出会いが面白いです。”とコメント。
添加物不使用で九州のうまみたっぷりの「長崎こおろぎ あごだし」を試してみては。
「TAKEO」オンラインストア:https://takeo.tokyo/
(角谷良平)