「地球市民の会」は8月28日(日)午後1時~4時、近年増える外国人住民の生活をサポートするため、支援団体や外国人受け入れ企業、外国人コミュニティなど様々なセクターの人に集まってもらい、外国人のお困りごとを解決する多文化共生ワークショップを開催する。将来的に、九州広域の支援ネットワークを目指すという。
地球市民の会について
同会は、1983年の設立当時から、「地域の国際化」として、国際交流の促進を進めてきた。近年は、タイやミャンマー、スリランカなど、少数派の外国人グループのコミュニティ化を進め、災害時の多言語情報発信などを進めてきた。これらの経験をもとに、現在は、佐賀県、佐賀市、CSOによるウクライナ避難民受け入れの官民連携組織「SAGA Ukeire Network~ウクライナひまわりプロジェクト」の事務局を務めており、ビザの手配や避難民とのコミュニケーションなど、コーディネートをしている。
九州では支援が行き届いていない分野も
近年、外国人住民が増える中、首都圏に比べて外国人住民の数が少なく、村落など分散して暮らす九州ではまだまだ支援が行き届いていない分野も多くあると感じているそうだ。また、気候危機による災害の多発など、外国人住民へいかに届けるかも課題となっている。行政や受け入れ企業、各機関などが、単独で対応することはかなり難しくなっていると感じているという。
九州外国人支援ネットワークの設立を目指す
そこで「地球市民の会」では、外国人支援をしている団体や関係者、外国人コミュニティ同士がつながり、生活相談や災害時の多言語発信ができるための「九州外国人支援ネットワーク(仮)」の設立を目指している。
まずは「佐賀モデル」をつくるべく、同ワークショップを企画。佐賀の団体や企業の人と、日ごろ抱える悩みなどを共有し、その解決策を探る。
ミャンマー人コミュニティのリーダーから事例発表してもらった後、興味のあるテーマに分かれて、課題や解決策などを話す場をつくれたらと思っているそうだ。同ワークショップは、佐賀県外からの参加も大歓迎だという。
ワークショップ概要
多文化共生ワークショップ「外国人住民のお困りごとをネットワークで解決しよう」の対象は、外国人支援団体、受け入れ企業、外国人住民当事者で定員は100人。また、参加費は無料だ。
参加希望者は、申し込みフォームより受付を。
興味のある人は、多文化共生ワークショップ「外国人住民のお困りごとをネットワークで解決しよう」に参加してみては。
■外国人住民のお困りごとをネットワークで解決しよう
開催日時:8月28日(日)午後1時~4時
会場:グランデはがくれフラワーホール
住所:佐賀市天神2丁目1-36
申し込みフォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc-VAk-DF00YQsyMOW1tnlcK1u4CHxkamoCryBi2kRPM0IVgg/viewform
(角谷良平)