「月桂冠」は、研究開発により実験的に生み出される日本酒を試作の段階でユーザーと共有し、日本酒の新たな可能性を味わってもらうプロジェクト「Gekkeikan Studio」を推進。
300本の先行予約販売
2021年11月に第1弾の「Gekkeikan Studio no.1」の発売を皮切りに、6月には「Gekkeikan Studio no.2」を発売してきたが、両商品とも早々に予定数量を完売、ユーザーからは、プロジェクトや商品に対する多数の声が届いたそうだ。
大きな反響を受け、第3弾となる「Gekkeikan Studio no.3」(720mLびん)を8月22日(月)14時より「Makuake」で限定300本の先行予約販売を開始した。
なお、9月下旬からは「月桂冠」直営のショッピングサイト「月桂冠オンラインショップ 本店」のほか「月桂冠大倉記念館」の売店での発売を開始する。
「Gekkeikan Studio no.3」の味わいについて説明したい
味わい
「Gekkeikan Studio no.3」は、口に入れた瞬間、甘い香りが鼻から抜け、甘味や酸味が口いっぱいに広がる。まるで完熟パインを頬張ったような、幸福感のあるテイストだ。
飲む温度によって、味わいが大きく変わるのもこのお酒の特長。常温ではパイナップルのような味わいを楽しめ、氷を浮かべ冷やして飲むとラズベリーのようなキリッと引き締まった酸味が顔をのぞかせる。少し温めるとオレンジピールのようにゆったりとした甘味とほろ苦い後味が楽しめる。
開発の背景
吟醸香の多い日本酒は酸味が少ないことが一般的だが、「月桂冠」の持つ香りと酸味に関する技術により、この定説を覆せるのではないかと考えたそうだ。
華やかで甘い香りと甘酸っぱい味わいが合わさった、南国フルーツを思わせるトロピカルなテイストを目指し、吟醸酒の常識を疑うところから研究がスタートした。
甘酸っぱくトロピカルなテイストを実現するために同社独自の酵母を使用すると共に、「月桂冠総合研究所」に蓄積された膨大なデータをもとに少量の仕込みを何度も繰り返して、香りと甘味、酸味の微妙なバランスを探ったという。
パッケージ
シリーズ全体を通して、ラベルの正面を1枚のキャンバスに見立て、お酒の味わいをイメージした意匠を描いていきた。同商品ではパイナップルのような香りとテイストを、スライスしたパイナップルの果肉に見立ててビジュアル化している。
また、温度で変化するお酒の味わいを月の満ち欠けになぞらえてラベルに描いたそうだ。
背面は研究所の試験管に貼られたシールのごとく、商品判別のための記号化されたラベルをイメージしたデザインとした。
第3弾の商品であることを示す「no.3」の文字は手書き風に表示している。
「Gekkeikan Studio no.3」の価格は、3,500円(税込)だが、「Makuake」では、お得なセットも用意されている。詳細はプロジェクトページで確認を。
限定300本の先行予約販売を開始した「Gekkeikan Studio no.3」を試してみては。
Makuake:https://www.makuake.com/
プロジェクト名:日本酒を進化させる実験第三弾。飲む温度で変化するトロピカルな香りと味わい|月桂冠
(角谷良平)