デザインを通してSDGsの実現を目指すアップサイクルプロジェクトは、“アップサイクル素材を使って表現するSDGs”をデザインテーマとし、「第1回 Style of Japonism Upcycle bag design contest(アップサイクルバックコンテスト)」を開催。8月25日(木)〜10月10日(月)の期間、作品を募集する。
実用化が可能なアップサイクルバックを公募
アップサイクルプロジェクトは、音遊、COCOL、SYMPOSIONによるプロジェクトで、持続可能な社会の実現を目指し、コンテストの開催やPOPUPショップの展開を行っている。同団体が主催する「第1回 アップサイクルバックコンテスト」は、SDGsの取り組みに積極的なあべのハルカス近鉄百貨店の協賛により開催され、実用化が可能なバックであることを条件にプロ・アマチュア問わず参加者を公募する。
応募はPeatixにて受け付けており、エントリー費用は2,000円。結果は10月20日(木)に発表される。
入賞者には百貨店での展示や商品化の機会も
コンテストの優秀作品は、あべのハルカス近鉄本店で11月2日(水)〜8日(火)に開催されるアップサイクルイべント「暮らしのデザインマーケットvol.2」にて展示。最優秀作品の受賞者には素材メーカーとの商談権なども提供される。
入賞作品は、このほか、同コンテスト公式サイトでも公開し、COCOLマガジンでのインタビュー掲載、各種メディア露出、商品企画に関するアドバイスや百貨店バイヤーとの商談の機会など、様々な賞が用意されている。
アップサイクルに挑戦する企業が協賛
同コンテストは、さまざまな企業の協賛のもと開催される。
京都で黒紋付を100年間染め続けた技術を洋服に採用し、世界一の黒を目指して挑戦を続けている「京都紋付」。京黒紋付染めという伝統産業を未来に継承するための活動も行っている。同社からは、黒染めプレゼント(1回)が提供される。
“国産ブランドにもっと価値を感じてもらいたい”との想いで立ち上げられたメイドインジャパンの革製品ブランド「ステータシー」。クラウドファンディングでは合計1億6千万円以上の売り上げを達成し、アップサイクルレザーの開発など新しい挑戦を続けている。同社からは、レザーの端材が提供される。
SDGsをより身近に感じるきっかけに
同コンテストは、あべのハルカス近鉄本店に訪れる人がアップサイクル商品を目にすることで、SDGsをより身近に感じるきっかけになることを目指している。
また、あべのハルカス近鉄本店では、不要になった衣料品を回収し東南アジアなどに寄付をする衣料品回収プロジェクト「次へ活かす服」や、賞味期限がせまった商品などを販売する社会貢献型ショッピングサイト「KIKi MARKET(キキマーケット)」などの取り組みを行っており、地球環境の保全に貢献している。
SDGsの項目をテーマとして取り入れた作品を考案して、「アップサイクルバックコンテスト」に応募してみては。詳細は公式サイトにて確認を。
コンテスト公式HP:https://kuppfashion.localinfo.jp/pages/5667802/page_201602191132
(山本えり)