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トイレのフタでアート展&企業送迎バスを市民の移動手段に!豊橋市の最新情報に注目

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愛知県豊橋市は、ユニークなアート展で町おこしを目指すプロジェクトや、市民への新たな移動手段の提案など、画期的な取り組みを続々実施中。内容を詳しく見ていこう。

新しい目線から生まれたアート展を開催


9月3日(土)、4日(日)に愛知県豊橋市のemCAMPUS(エムキャンパス)で、新品のトイレのフタをキャンバスに見立てたアート展『第1回discover展〜泉の扉が輝くとき〜』が開催される。

■題材は「新品のトイレのフタ」


同アート展では、地元にゆかりのあるアーティストが新品のトイレのフタにアートを施した作品が、イーゼルを使って9点展示される。

通常は「白」が一般的なトイレのフタが、世界に一つだけのオリジナルなアート作品に変わり、雰囲気がマッチする飲食店に設置されることで、新たな魅力となるというユニークなサイクルを目指す同プロジェクト。世界中どこにでもある「トイレのフタ」が新しい役割を持つ、他にはないユニークな試みとなっている。

また、作家名と作品、そのフタが設置される飲食店の外観、内観の写真が載ったパネルも同時に展示。アート展終了後は、地元の各飲食店のトイレに実際に設置される予定だ。

■地元飲食店&アーティストが参加!同時開催イベントも

同プロジェクトは、豊橋市の水上ビルや駅前大通の「駅南エリア」に店を構える飲食店9店と、豊橋出身または在住など豊橋市にゆかりのあるアーティスト9名が参加。

また、今年で第19回目になる「とよはし都市型アートイベント“sebone”」や、名古屋市や一宮市で行われている「愛知国際芸術祭2022」と同じタイミングで開催されることで、より注目も集めているという。さらに後日、スタンプラリー等の企画も予定。さまざまな企画を通じて新たな利用客が増えることで、アーティスト、飲食店、地域の人々がうれしい町おこしにもつなげていくねらいがある。

『第1回discover展〜泉の扉が輝くとき〜』は9月3日(土)、4日(日)の10:00〜17:00にemCAMPUSの1Fで開催予定。

「トイレのフタは白くなくてもいい!」そんな新しい発想からスタートし、いろんな困難も乗り越えて開催される『第1回discover展〜泉の扉が輝くとき〜』の展示。アートとユーモアで豊橋市を盛り上げる、クリエイティブなイベントに参加してみては。

企業の送迎バスを使った新たな移動手段の提案も


さらに豊橋市は、隣接する静岡県湖西市と連携し、8月から企業の送迎バスに市民が乗車し移動できる新しい移動手段「企業シャトルBaaS(バース)」の社会実験を進めている。

■湖西市とタッグ!全国初の取り組み

「企業シャトルBaaS」の社会実験を2020年から実施していた湖西市。3年目の今年から、県境を越え隣の豊橋市民も乗車できるようにして、盆や年末年始を除き2023年1月31日(火)までの平日に実験を行う。県境をまたいで実施するのは珍しく、企業の送迎バスを活用して有償で旅客運送する仕組みは全国でも初めてだという。

■デンソーの従業員用バスに市民も乗車


豊橋市民が乗車できるのは、デンソーがJR東海道本線新所原駅経由で、湖西製作所と豊橋東製作所を行き来させているシャトルバス。豊橋市の県境地域は路線バスがなく、湖西市での社会実験の開始後、豊橋市の住民から「乗車できないか」という声がデンソーにも寄せられていたそうだ。デンソーは、社会貢献とゼロカーボンを目的に協力している。

■両市の市長が住民と試乗も


社会実験では、利用者数のデータ収集や実験エリアでのアンケート、企業への聞き取りを通じ、住民の移動需要などを検証する。8月12日(金)には、両市の市長が住民らと一緒に試乗を行った。

実際に乗車した豊橋市の浅井由崇市長は「快適でした。こまめにバス停があり、乗っていた豊橋の人も便利だと喜んでいました」と感想を述べた。また「民間企業に協力いただき、社会実験ができるのはありがたい」「まず利用して、便利さを体感してもらいたい」と多くの市民の利用を期待した。

■「企業シャトルBaaS」乗車について

「企業シャトルBaaS」のルートは8.5km。豊橋市内には中原町、雲谷町、原町の3カ所に停留所が設けられており、午前中に3往復する。乗車は事前登録、予約などが必要で、料金は1乗車200円。詳細は豊橋市ホームページで確認を。

駅のほか、買い物や病院などに出掛けるのにも便利な「企業シャトルBaaS」に今後も注目しよう。

豊橋市ホームページ:https://www.city.toyohashi.lg.jp/50704.htm

ユニークなアートプロジェクトや、市民のための新たな移動手段の導入など、画期的な取り組みを行う豊橋市。今後の活動も要チェック!

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