「SHONAN PEDAL」を運営する江ノ島電鉄と、国内最大級のシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を運営するOpenStreetは、8月17日(水)に神奈川県海老名市と「海老名市シェアサイクル実証実験事業に関する協定」を締結。
9月2日(金)より、電動アシスト自転車シェアサイクル事業の実証実験を開始した。
にぎわいにつながる新たな都市交通システム
同取り組みでは、OpenStreetが提供するシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活⽤したシェアサイクルサービス「SHONAN PEDAL」の運営を通じて、市内のにぎわい振興や地域の活性化、公共交通機能の補完に資する新たな都市交通システムとしてのシェアサイクルの有効性、及び課題を検証することを目的としている。
海老名市内20か所にステーションを設置
9月2日(金)より、市役所や海老名市民活動センタービナレッジ・ビナスポ、海老名中央公園、海老名運動公園、海老名市温故館、中央図書館等20か所にシェアサイクルの貸し出し・返却拠点のステーションを設置。実証実験を開始後も順次ステーションを拡大していくという。
海老名市はにぎわい振興につながる取り組みを、江ノ島電鉄は地域民間企業と連携したステーションの設置やシェアサイクル事業の実施に係る関係事業者との調整の役割を、OpenStreetはシェアサイクルプラットフォームとなるアプリケーション及びシステム、付随する機器類の提供や各種データの収集をそれぞれ担っていく。
全国5,200か所で貸し出し・返却が可能
シェアサイクルサービス「SHONAN PEDAL」は、8月末日時点で「HELLO CYCLING」のアプリに表示されている全国約5,200か所のステーションなら、全国どこでも電動アシスト自転車の貸し出し・返却が可能。使いたいときに、使いたいだけ利用できる便利なサービスだ。
海老名市近隣の藤沢市や茅ヶ崎市、寒川町では、8月末日時点で既に合計125か所のステーションが設置されており、地域を超えた広域的な利用が見込まれる。
また、ウィズコロナ時代において密を避ける移動手段として注目されているシェアサイクルを通じて、利用者が地域の魅力を再発見し、にぎわいにつながることを期待するとともに、新たな都市交通システムとして定着することを目指している。
実証実験期間は、9月2日(金)9:00~2024年8月31日(土)で、状況に応じて1年間の期間延長の場合もある。
利用にはアプリのダウンロードが必要
「SHONAN PEDAL」の利⽤には「HELLO CYCLING」アプリのダウンロードが必要。ダウンロード後、スマートフォンやタブレットなどを使用して、ステーションの検索や⾃転⾞の利⽤予約から決済まで、一連の手続きを簡単に⾏える。
利用料金は、130円/利用開始30分、延長100円/15分毎、12時間最大1,800円。利用車体やエリアによって料金が変更となる可能性もある。利用方法や詳細はアプリまたは「SHONAN PEDAL」のHPで確認しよう。
海老名市の新しい取り組みに注目してみて。
「SHONAN PEDAL」公式HP:https://shonanpedal.hellocycling.jp/