10月22日(土)・23日(日)に兵庫県神戸市で開催される「防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)2022」の一環として、「ぼうさいこくたい2022 スタンプラリー 27年前の阪神・淡路を動画でみてあるく」が「防災の日」である9月1日(木)から「阪神・淡路大震災28年のメモリアルデー」2023年1月17日(火)の約5ヶ月間実施中だ。
同イベントは、街あるきを楽しみながら防災のヒントが学べるスタンプラリーとなっている。
27年前の阪神・淡路を動画でみてあるく
同イベントは、デジタルスタンプラリーアプリ「furari」を使ったスタンプラリーだ。27年前に阪神・淡路エリアを襲った大震災。若い世代や移り住んだ人などが増える一方で、実際に経験した人は少なくなり、教訓を伝えるのが難しくなっている。
神戸市中心部は、神戸港は、阪神間はどんな状況だったのか。被害が激しかった場所や観光スポットなど40カ所にチェックポイントが設定されている。
同イベントは、1995年の阪神・淡路大震災直後にその場所を撮影した映像をみて設問に答えることで、スタンプが取得できる。当時の映像を今の様子を見比べることで浮かび上がってくる大震災の教訓。街あるきを楽しみながら、防災のヒントが学べるスタンプラリーだ。
同イベントの参加費は無料。特典として、スタンプを7カ所以上獲得し応募した人から抽選で30名に、神戸観光に使えるチケットが進呈される。
映像から教訓を得られる場所をピックアップ
チェックポイントは、観光客が訪れる一般的な名所をはじめ、被災直後から店を開けて生活必需品を販売したスーパーマーケット、断水でトイレが流れなくなったり、食料が足りなくなったりした避難所の小学校、水を求めて人が集まった市街地の噴水など、映像から教訓を得られる場所がピックアップされている。
映像は「激震の記録1995 取材映像アーカイブ」とリンクしている。また、チェックポイント一覧やスタンプラリーの参加方法、イベントの詳細は「ぼうさいこくたい2022」公式サイトで確認できる。
阪神・淡路大震を風化させないためにも、「ぼうさいこくたい2022 スタンプラリー 27年前の阪神・淡路を 動画でみてあるく」に参加してみては。
「ぼうさいこくたい2022」公式サイト:https://bosai-kokutai.jp/2022/
(角谷良平)