福岡県直方市は、大相撲九州場所の前に小学生を対象とした相撲教室を開催する。同教室は、室内の上記画像のマットの上で行われる。
実施の背景
かつては、直方市でも各地域や神社で子どもを対象とした相撲大会が開催され、子どもたちの日ごろの遊びの中でも相撲をとることが当たり前だったそうだ。しかし、今では神社土俵や地域での相撲大会もだんだん姿を消しつつあり、子どもたちが相撲に触れ合える機会があまりない。
直方市では、大相撲でかつて活躍した元大関魁皇を市民一丸となって応援していた。怪我に泣かされつつも大相撲通算1047勝をあげるなど、直方市民の誇りそのものであった魁皇関。
NHKのテレビ放送「大関魁皇 福岡県直方市出身」とながれるアナウンス後の取組を多くの市民が見守り、勝利を告げる花火を心待ちにするなど、勝った負けたと魁皇関の勝利に市民は一喜一憂していた時代が長く続いた。
引退後、市民の寄付などによりJR直方駅の駅前に銅像が建てられるなど、今でも多くの市民に愛されている。
元関取皇牙・森安篤さんが講師
同市は、魁皇関(現浅香山親方)と同様に直方市出身の力士であり、現在市内に在住の元関取皇牙(おうが)森安篤さんを講師に迎え、小学生を対象とした相撲教室を始める。
伝統的なスポーツでもある相撲を、改めてより身近なものとして感じてもらえる良い機会にしたいと考えているそうだ。
相撲教室の概要
相撲教室は、10月30日(日)・11月6日(日)・13日(日)の全3日間開催され、午前9時30分から2時間程度。
場所は、直方市民体育センターで講師は、森安篤さん。対象は、市内在住の小学生・市内の小学校に通う児童で、定員は60人。参加料は500円だ。
募集期限は、9月30日(金)。最終日には、元関取皇牙 特製スープで作ったちゃんこ鍋をみんなで試食する。申込方法、その他詳細は、直方市公式サイトで確認できる。
興味のある人は相撲教室に参加してみては。
■相撲教室
日時:10月30日(日)、11月6日(日)、13日(日)
会場:直方市民体育センター
住所:直方市大字山部599番地2
直方市公式サイト:https://www.city.nogata.fukuoka.jp/kyoikubunka/_1213/_11590.html
(角谷良平)