フィルドは、新たな温泉旅やホテルのNEWスタンダードを提案するブランド「あらたし」の第一号施設「あらたし みなかみ」を、群馬県水上温泉にて11月1日(火)に開業。公式サイトと楽天トラベルで宿泊の予約受付を開始した。
持続可能な運営スタイルの確立が温泉旅館の課題
近年、20~30代の若者は、旅行や温泉への興味はありながらも、他の世代に比べて頻度が少なくなっているとのデータがある。スマートフォンやゲーム類をはじめ、旅行に代わる新たなお金の使い道が増えたことに加え、既存の温泉旅館の運営スタイルがシンプルで自由な滞在を好む若者の嗜好と十分マッチしていないことも一因と考えられる。
温泉旅館は、日本固有の宿泊施設の形態であり、時代を超えて価値が引き継がれてきたが、持続可能な運営のためには、利用客の嗜好・ニーズの変化にあわせて運営スタイルを柔軟に変化・進化させていくことが求めれらている。また、全国の温泉旅館は、新型コロナウイルスの感染拡大以前から毎年100件近いペースで減少しており、現代の利用客のニーズに合致した持続可能な運営スタイルの確立は、業界全体の課題と言える。
これからの温泉ホテルのスタイルを提案
2008年の創立以来、北海道内を中心に住宅・店舗・宿泊施設等の運営、まちづくり事業などを手がけてきたフィルドは、札幌市内や大阪市内で若者や外国人旅行客をターゲットとする宿泊施設も運営。併せて少子高齢化や過疎化といった地方の課題解決に向けたコンサルティング業務も展開しており、その経験・ノウハウを活かすことで、多様なゲストにとって快適で過ごしやすい温泉ホテルのスタイルを提案できるものと考え、「あらたし」ブランドの運営に至った。
「あらたし」は、“new(新しい)+neutral(中立の、公平)=NEW-tral”をコンセプトに、既存の温泉旅館の運営スタイルやサービス形態にとらわれず、“適度なサービスの距離感”を軸にすえてゲストの居心地・使い勝手のよさを意識した新しい旅のシーンを目指している。現代の利用客が求める「宿との関係」に対応し、付きも離れもしないフラットな関係を築いていく。
第一号施設は水上温泉に誕生
水上温泉は、群馬県みなかみ町の谷川岳南麓一帯に位置する、群馬県を代表する温泉地のひとつ。
東京都内から3時間程度でアクセスでき、夏は登山やラフティング、
冬はスキーといったアウトドア体験が楽しめ、1年を通じて豊かな自然を感じることができる。
こうした水上温泉の高いポテンシャルに着目し、ブランドの第一号施設として「あらたし みなかみ」を運営する。これを皮切りに「あらたし」ブランドを展開していく中で、今後は全国各地の温泉地が抱える課題を解決し、地域活性化に貢献していくことも目指している。
「あらたし みなかみ」は、全室利根川ビュー&露天風呂付きの客室、
地元の天然素材をふんだんに活かしたフロントなど、自然を感じる心地よい空間となっている。
露天風呂付き大浴場にはオートロウリュサウナを完備しており、川のせせらぎを聞きながら外気浴を堪能できる。
また、テラスから利根川の四季を感じる開放的なレストランは、カジュアルな接客が生み出す新しい価値を提供する。
新たな温泉旅館のスタンダードを提案する「あらたし みなかみ」を訪れてみては。
■あらたし みなかみ
住所:群馬県利根郡みなかみ町湯原740-3
URL:https://aratashi.jp
楽天トラベル予約ページ:https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/184453/184453.html
(山本えり)