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「奈良田原本流鏑馬まつり」が3年ぶりに復活!未来へつなげるためクラファンも実施中

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新型コロナウイルス感染拡大を懸念し開催中止になっていた「奈良田原本流鏑馬まつり」が、3年ぶりに唐古・鍵遺跡史跡公園で11月27日(日)10:00~15:00に開催される。同まつりを未来へつなげるため、リターンに限定指定席などを用意したクラウドファンディングを、GoodMorningにて9月30日(金)〜10⽉31⽇(月)の期間実施している。

流鏑馬と奈良県田原本町との関係性

流鏑馬は、武士がその技術を披露して、祭神を楽しませようという芸能の一つといわれ、春日大社の摂社若宮神社の祭祀として行われる「春日若宮おん祭」に、大和の武士が流鏑馬を奉納する習慣があった。武士集団の中には大和六党と言われる集団があり、田原本町域では、十市氏が主に刀禰を務めた「長谷川党」と呼ばれる武士団が活躍。長谷川党の主要な構成員として、現法貴寺集落を拠点としたとされる「法貴寺党」があり、春日若宮おん祭にて流鏑馬を奉納していたとされている。

3年ぶりに「奈良田原本流鏑馬まつり」を開催


奈良県田原本町は、桃太郎生誕の地であり、唐古・鍵遺跡があることでも知られている。流鏑馬のイベントを開催するきっかけとなる武士団のいた法貴寺の地域と隣接した、唐古・鍵遺跡の周辺は、公園として整備され、イベント時には多くの人で賑わう。

同町では、令和元年に流鏑馬を数百年ぶりに復活させた「奈良田原本流鏑馬まつり」を開催。今回「With コロナ」の暮らしの中で再び開催することで、まちの更なる観光振興推進を図る。

未来へつなげるクラウドファンディングを実施中


流鏑馬を行うには、馬の走る埒(らち)と呼ばれるレーンの整備、馬房の整備や会場設営、警備費や保険料、運営費など多額の費用がかかることから、現在クラウドファンディングを実施中。


リターンは5,000円からで、「流鏑馬のあたり的」「限定ペア指定席」「矢」「報道ブース横のカメラ席」などを用意。支援者の力を借りて、持続性のある盛大なまつりを開催したいとの想いが込められている。

流鏑馬の特長~小笠原流の紹介~


小笠原流とは、鎌倉時代から800余年の伝統を誇り、弓馬術礼法の道統を伝承する流派。初代小笠原長清は糾法(弓馬術礼法)師範として源頼朝に仕え、鎌倉時代の象徴である弓馬の道・故実に基づく武家儀式を制定し、武士達の指導にあたった。室町時代は足利家に仕え、足利義満や義政の師範となり、戦国時代を経て江戸時代には徳川家の糾法師範となった。

明治維新により武家社会が終焉を迎えた後、28代清務は東京神田に弓馬術礼法小笠原教場を開設し、一般に流儀を教えながら学校での礼法教育にも尽力。現在は鎌倉時代から続いてきた流鏑馬などの神事を全国の門人と共に執行し、教場やカルチャーセンターなどで礼法の指導を行っている。

クラウドファンディングを通して、「奈良田原本流鏑馬まつり」を応援してみては。

GoodMorning:https://camp-fire.jp/goodmorning
プロジェクト名:奈良県田原本町で流鏑馬まつりを復活させたい!

奈良田原本流鏑馬まつりHP:https://tawaramoton.com/yabusame

(山本えり)

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