萌木の村のビール醸造・販売部門である八ヶ岳ブルワリーは、自社クラフトビールブランド「八ヶ岳ビール タッチダウン」シリーズの限定醸造品「HOKUTO Japanese pilsner Fresh Hop(ホクト ジャパニーズピルスナー フレッシュホップ)」を、10月7日(金)より数量限定で発売している。
山梨県北杜市原産ホップ「カイコガネ」だけを使用
「HOKUTO Japanese pilsner Fresh Hop」は、八ヶ岳ブルワリーと同じく山梨県北杜市で活躍する、気鋭のホップ生産者「小林ホップ農園」とのパートナーシップにより誕生した、ピルスナータイプの限定醸造ビール。
今回醸造したビールの特徴は、北杜市で栽培されたホップ品種「カイコガネ」だけを、しかも一部は収穫したての“生ホップ”状態で使用している“シングルホップビール”である点だ。
北杜市の仲間で実現した特殊なプロセス
ビールの苦味と香りづけに使用されるホップは、通常は夏に収穫したものを乾燥させたうえで、ペレット状などに圧縮加工することで長期間保存&出荷できる製品になる。しかし、その加工過程では、ホップ球果(毬花)のなかにある「ルプリン」のアロマ成分が一部揮発してしまうという課題があったという。
これに対し今回の商品では、収穫したての“生ホップ”をすぐさま同じ北杜市内の八ヶ岳ブルワリーへ持ち帰って冷凍保存したのち、加工しないリーフ状態のまま仕込み時に投入するという特殊なプロセスを採用している。
これは、ホップの栽培場所と同じ地域にあるビール醸造所でないと実現しづらいプロセス。「小林ホップ農園」のホップ圃場は、八ヶ岳ブルワリーのある清里高原から車で20分ほどの場所にあり、同じ北杜市の仲間で実現した。
豊穣なモルト感と超新鮮なアロマ
ホップ品種「カイコガネ」は、1957年に北杜市(旧長坂町)内で発見されたのち、農林水産省に品種登録された国産ホップの第1号品種。
通常は数種類のホップを併用することの多いビールづくりだが、今回はその「カイコガネ」特有のノーブルなキャラクター、そして“生ホップ”が持つ超新鮮なアロマを活かすため、あえて他の品種を使わない“シングルホップビール”とした。
これにより、ピルスナーらしい豊かなモルト感と雑味のないクリアな苦みはそのままに、若草のような瑞々しいアロマと、金柑を思わせる柔らかな柑橘香が効果的に付与された、爽やかで飲みごたえのある超新鮮な“ホップ感”満載ビールとなっている。
「HOKUTO Japanese pilsner Fresh Hop」は、「八ヶ岳ビール タッチダウン」公式ECショップ、また、ブルワリー併設レストラン「萌木の村 ROCK」にて販売中。
八ヶ岳の恵みを最大限に活かしたクラフトビールを味わってみては。
■ブルワリー併設レストラン「萌木の村 ROCK」
住所:山梨県北杜市高根町清里3545 萌木の村内
URL:https://rock1971.jp/
「八ヶ岳ビール タッチダウン」公式ECショップ:https://www.yatsugatake-beer.com/
(よしだゆうこ)