奈良で100年以上、野菜の種子を研究開発している種苗メーカーの大和農園は、日本初(※)となる“赤色”のスイートコーン「大和ルージュ」の種子を開発!
10月中旬より全国の種苗店、JAルートを通じて販売をスタートする。また、12月1日(木)からは、同社オンラインショップや通販カタログでも受注開始予定だ。
日本初となる“赤色”のスイートコーン
「大和ルージュ」は、“誰もが手に取って笑顔になる野菜を開発したい”という同社の想いから誕生した“赤色”のスイートコーン。
スイートコーン(甘味種)といえば、ほとんどが黄色で、その他は白色やバイカラーが主流となっており、スイートコーンで“赤色”のものはまだ存在しなかった。
そんな中、大和農園は、日本で初めてとなる“赤色”のスイートコーン「大和ルージュ」の種子を開発。まるで宝石のように輝く赤い果実と、サツマイモのように優しい甘さでトウモロコシの風味と旨みが魅力の種子だ。
アントシアニンが豊富
「大和ルージュ」の特徴は、一般的な黄色や白色のスイートコーンにはない、アントシアニンが豊富に含まれていること。
アントシアニンはポリフェノールの一種でベリー類に多く含まれている健康に良い機能性成分。含有量はイチゴの2.5倍あるという。また抗酸化力も豊富で、一般的なスイートコーンの2.1倍と成分面でも新しいスイートコーンだ。
実だけじゃなく芯やヒゲまで赤い
また「大和ルージュ」は、トウモロコシの実だけではなく、芯やヒゲまで赤いのが特徴。
芯には濃い旨みがあるので、実と一緒に芯も入れてご飯と炊くと、まるで赤飯のような色になり、トウモロコシの風味と旨みがギュッと詰まった一品に仕上がる。
同社おすすめの食べ方
アントシアニンは水溶性で水に溶ける性質を持っており、茹でると赤色や成分が溶け出してしまうため、茹でずにレンジか蒸したり焼いたりするのがよいそう。
皮を少し残して電子レンジ(500W)で4分加熱すると旨みが逃げず、茹でるより濃厚な味わいを楽しめる。なお、皮がない場合はラップで調理OKだ。
アントシアニンの水に溶ける性質を活かして、芯やひげ、実を茹でて赤色の汁を使って、スープやスイーツにしても“赤色”を楽しめる。様々な調理法で、その色と美味しさを堪能してみて。
商品の詳細
「大和ルージュ」の販売企画/価格は、小袋(10ml)/税込495円、1dl/税込1,870円、5dl/税込8,690円。同社オンラインショップや通販カタログの販売企画/価格は近日公開とのこと。商品の詳細は「大和ルージュ」ブランドサイトにて確認を。
なお、「大和ルージュ」の栽培状況やレストランなどの飲食店でのメニュー提供、青果販売の告知など、様々な情報が同社のInstagramとTwitterで配信されているので、こちらもあわせてチェックしよう。
「大和ルージュ」ブランドサイト:https://yamatonoen.co.jp/yamato-rouge/
Instagram:https://www.instagram.com/redcornys/
Twitter:https://twitter.com/RedcornYs
※2022年9月末時点で、「日本種苗協会品種名鑑」に赤色(紫色)のスイート種のトウモロコシ品種登録なし。
(丸本 チャ子)