首里城正殿焼失より3年が経とうとしている折、首里城へ希望の燈を届けるウォーキングイベント「首里城 うむいの燈(あかり)ランタンウォーク」が、11月3日(木)に開催される。
シンボルの復興を願う気持ちを、沖縄の元気に
沖縄の誇りであり象徴であった首里城が焼失して3年。県民の心の傷も癒えぬまま、新型コロナウイルス感染症拡大により沖縄の元気が取り戻せていない状況が今も続いている。
「シンボルの復興を願う気持ちを、沖縄の元気に変えていこう―――」
2019年、そうした主旨のもと、県内企業各社が共催で「首里城 うむいの燈プロジェクト」を設立した。首里城再建に向けた県内外PRと首里城を起点とした観光振興を目的に活動している。
首里城正殿着工に伴い「木曳式」が行われるこの秋、同プロジェクトも2年ぶりに、首里城へ希望の燈を届ける「ランタンウォーク」を開催する。幻想的なランタンの燈とともに、沖縄を明るく灯し、元気と勇気を与えたいとの思いが込められている。
幻想的な秋のウォーキングイベント
県内外の一般参加者約500名がLEDランタンを手に進む「ランタンウォーク」は、ランタンの燈が灯す幻想的な秋のウォーキングイベント。ウォーキングコースは2種が用意されている。
「ロングコース」は、久茂地エリアから首里城「守礼門下」まで、約4キロ、歩行時間約1.5時間のコース。県民広場を出発して、国際通りを抜け、安里十字路から首里坂下通りを経て、首里城へと向かう。
「ショートコース」は、牧志エリアから首里城「守礼門下」まで、約2.6キロ、歩行時間約1時間のコース。牧志エリアを出発して、安里十字路から首里城坂下通りを経て、首里城へと向かう。
どちらも5組に分かれ、17:00〜19:00の間に30分ごとに出発する。
各コース250名まで参加者募集中
参加は、健康な人なら誰でもOK。小学生以下は保護者または引率者同伴にて、障がいのある人で介助が必要な場合は介助者同伴で参加のこと。ペット同伴は不可。定員は各コース250名。参加希望者は、「首里城 うむいの燈」公式ホームページにて10月13日(木)~25日(火)の期間に申し込みを。応募者多数の場合は抽選となり、当選者には10月28日(金)頃通知が来る。
「首里城 うむいの燈ランタンウォーク」に参加し、沖縄を明るく灯して元気と勇気を届けてみては。
首里城 うむいの燈 HP:https://umuino-akari.com/
(山本えり)