総合防災カンパニー・ヤマトプロテックから、フッ素化合物を一切含まない製品ラインナップ「OF1(商標登録第6604236号)」シリーズが登場!シリーズ第一弾として、3Lタイプの業務用ゼロフッ素 強化液(中性)消火器「YFX-3」が、2023年1月より全国の販売代理店・防災店を通じて発売される。
「OF1」シリーズ開発の背景
フッ素化合物は、人類の生活を豊かにした化学物質だ。しかし、その一部は自然界で分解されにくく、生態・生体への悪影響が指摘されており、人間活動から遠く離れた北極圏に生息する野生動物からも検出されているという。2019年の国際会議(残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約の第9回締約国会議)では、フッ素化合物の一種であるPFOAの規制および、PFOSの規制見直しが決議され、今後、PFOA関連物質、PFHxS及びその関連物質の規制も検討されている。
一方で、消火剤を使用する消火器や消火設備は設置が義務付けられており、あらゆる人の生活環境と密接にある。
そこで同社は、より安心・安全に消火器を使用できることを目指し、フッ素化合物を一切含まない製品「OF1」シリーズを開発した。
SDGsのゴール達成に貢献するために開発
「OF1(オーエフワン)」とは、O(オー)が0(ゼロ)を、Fがフッ素を表した“ゼロフッ素”を意味する新しい製品ラインナップ。
シリーズ第一弾として発売される「YFX-3」は、フッ素化合物を一切含まない強化液(中性)消火薬剤を使用しているため、フッ素化合物に関する規制の対象にならない。また、同製品は持続可能な開発目標(SDGs)に提唱される、11・12・14のゴール達成に貢献すべく開発されている。
同社は、引き続き「OF1」シリーズの製品ラインナップを充実させることで「ゼロフッ素」の社会を目指していくという。
ヤマトプロテック:https://www.yamatoprotec.co.jp/
※本消火薬剤は消火器用消火薬剤の特許をもとに環境面に配慮して改良した消火薬剤です。
(江崎貴子)