相模原市では、「甲州街道小原宿本陣祭」を4年ぶりに開催!また「相模原市立博物館」では、昭和の遊びや暮らしを紹介する「昔の小学生-昭和30~40年代の子どもの世界-」が開催される。それぞれの情報を詳しく紹介しよう。
大名行列や初開催の衣装コンテストも
相模原市では、「甲州街道小原宿本陣祭」を、11月3日(祝・木)10:00~15:30まで、「小原宿本陣」及び小原地域で開催する。
神奈川県下に唯一現存する本陣である「小原宿本陣」で、江戸時代の歴史や文化を後世に伝えるとともに相模湖地域の活性化を目的とした「甲州街道小原宿本陣祭」が4年ぶりに復活する。
本陣とは、通常、参勤交代で大名が宿泊した施設をいう。甲州道中の「小原宿本陣」は、東海道・甲州道中に置かれた神奈川県下26本陣中、唯一現存する建物だ。
平成8年には、本陣建築を今に伝える貴重な建造物として県指定重要文化財に指定された。屋根全体はトタンに葺き替えられているもののカブト造りが東側に残り、津久井地域の養蚕業を伝える民家建築の特徴を知ることができる。建築年代は定かではないが、およそ200年は経過しているものと考えられている。
国道20号小原地域では、江戸時代の大名行列が蘇るほか、
国道20号小原の郷入口付近では、「相模湖本陣太鼓弁天会」による太鼓演奏や、
「川越藩火縄銃鉄砲保存会」による鉄砲隊の演武も実施される。
また、小原の郷や小原ふれあい広場では、キッチンカーが出店するほか、地元グルメなどの飲食が楽しめる。
さらに今年は、11:15~14:00まで「衣装コンテスト」が開催される。事前申込みは不要で、9:45~10:45の間に「小原の郷前の本部受付」に集合し、自分が思う江戸時代の衣装を着てコンテストに参加。持ち物は衣装のみで、着替え用のテントが用意されている。
■小原地域
住所:神奈川県相模原市緑区小原698-1
小原宿本陣 公式サイト:https://obarahonjin.com/
昭和の暮らしを知る学習資料展
また、「相模原市立博物館」では、小中学生の学習に役立ててもらうため、収蔵品を通して昭和30~40年代の暮らしを紹介する学習資料展「昔の小学生-昭和30~40年代の子どもの世界-」を、11月1日(火)~令和5年1月15日(日)の期間、特別展示室にて開催する。
同展は、当時の子どもたちの「学び」「遊び」「家庭生活」をテーマにした構成となっており、子どもたちが学んだ教室をジオラマで再現したり、冷蔵庫や掃除機といった当時の家電などを展示している。
観覧は無料。開館時間は9:30~17:00。休館日は毎週月曜日、祝日の場合は翌平日となる。また、11月4日(金)・24日(木)、令和5年1月10日(火)~12日(木)の期間も休館日となっているので注意しよう。
また、同じく特別展示室にて、当時身近な道具であった熊手などの竹細工を紹介する「ようこそ!竹細工ワールドへ!!~久保沢最後の籠屋さん~」も同時開催される。
かつて欠かせない道具であった竹ぼうき・熊手・ザルなどの竹細工。今では見かけることが少なくなったこれらの竹細工を紹介しながら、籠屋(竹細工職人)の仕事にも注目する。開催日時は、11月13日(日)と12月11日(日)の14:00~15:30、申込は不要だ。
その他、「ぶんぶんゴマで遊ぼう」「ガリ版印刷 ちょこっと体験」など、関連イベントが開催される。詳細は同館公式サイトで確認を。
■相模原市立博物館
住所:1 神奈川県相模原市中央区高根3丁目1-15
公式サイト:https://sagamiharacitymuseum.jp/
大名行列や衣装コンテストなど、令和の時代に江戸の歴史情緒ただよう「甲州街道小原宿本陣祭」や、幅広い年代の人々が楽しめる「昔の小学生-昭和30~40年代の子どもの世界-」に訪れてみよう!
(yukari)