9月に行われたミスユニバーシティ2022日本大会の受付にて、地球環境問題に取り組む資源環境プロジェクトWithal(ウィゾール)の「withal回収箱」が設置され、来場者らへ古着の回収を呼びかけた。
ミスユニバーシティファイナリストらは、日本大会来場者へ事前にSNSで古着回収の呼びかけを行い、ファイナリストや来場者を含め、2時間で約400着の古着が集まった。
回収した古着が日用品に生まれ変わる
毎年、世界で捨てられている衣類はおよそ228億着。これを焼却する過程で排出されるCO2の量は、約2700万トン。針葉樹およそ19億本が1年間に吸収する量となる。
同企画は、長く愛用してもらったものを廃棄せずに回収し、活かしていく「循環型社会」を目指す取り組みに、ミスユニバーシティが賛同し実現したもの。
ミスユニバーシティファイナリストを代表し、ミスユニバーシティ準グランプリ・鬼束ももさんが、集まった古着をWithalプロジェクトを実行しているアミアズに贈呈した。
この古着は、資源環境プロジェクトで使用されハンガーなど日用品に生まれ変わるそう。
ファイナリスト達のコメント
ミスユニバーシティは、“今できること”をキャッチフレーズに日本全国の大学生・専門学生を対象にした全国版ミスキャンパス。
北海道から沖縄までの各県で開催された県大会を勝ち抜いた20名の女子学生が日本大会に出場し、次世代のオピニオンリーダーである「Next leader」にふさわしい1名を選出する大会だ。
古着の回収を呼びかけたファイナリスト、ミスユニバーシティ準グランプリの鬼束ももさんは、“「寄付をするので古着を持ってきてください」と呼びかけただけで、こんなに大量に集まるのかとびっくりしました。エシカルファッションを意識する上で大切なのは、「自分の服をどれほど大切にできるか」だと私は考えます。ぜひ、服を購入する前に「この服を本当に大事にできるか?」とご自分に問いかけみてください!”とコメントした。
ミスユニバーシティ2022グランプリの長沼麻陽さんは、“アパレル関係のお店に古着回収のボックスを見かけることが増えました。古着回収をはじめ、住みやすい街づくりへ自分ができることをコツコツ続けていきます!”とコメント。
ミスユニバーシティ3位の小清水伶奈さんは、“実際に古着回収に参加してみて、着なくなったから捨ててしまうのではなく、着なくなったからこそ何かに役立てていくことが大切だと改めて実感させられました。古着は捨てずに次に役立てるということを自分が意識するだけでなく、周りの方にも声をかけて広めていきます。”とコメントした。
ミスユニバーシティファイナリストが協力した地球環境問題に取り組む資源環境プロジェクトWithalを、この機会にチェックしてみては。
アミアズ:https://amiaz.tokyo
Withal:http://seni-ikuei.org/initiatives/339/
(江崎貴子)