「3eee」は、11月14日(月)に、北海道函館市に介護と福祉の多世代複合施設「百年の森函館」を開設する。
あらたな共生モデル構築プロジェクト
「3eee」は、2010年の創業以来、要介護高齢者の自立支援および重度化防止に資する「通いの場」を中心としたサービスを展開してきた。
「百年の森函館」は、通所介護・居宅介護支援・児童発達支援・就労継続支援B型の複合施設で、「3eee」がこれまでに培ったノウハウを集結させ、あらたな共生モデル構築プロジェクトとして始動する。
利用料自己負担ゼロを目指す
「百年の森函館」のメインとなる高齢者デイサービスは、挽きたて珈琲を楽しめるカフェスペースが印象的だ。
また、機能訓練室の一角に設けられたワークスペースでは、「働く」×「リハビリテーション」をコンセプトに、利用者が「働く」を通じて社会貢献を実現していくプログラムを導入。利用者の機能訓練や社会参加を目的とし、収益は全て利用者に還元していく。同社は、最終的には利用料自己負担ゼロを目指している。
なお、商店スペースでは、利用者が気軽に食料品や日用品を購入できるのも嬉しい。
ケア・エコシステムを施設内で形成
「百年の森函館」では、高齢者や障がい者がそれぞれの役割を果たしながら、施設での生産・販売・消費のサイクルに関わり、さらには児童も交えた世代間交流も実現することで、ヒトとモノとが相互に連携し循環する、いわば“ケア・エコシステム”を施設内で形成していく新たなかたちの施設運営を図っていく。
そして、様々なヒトが集い楽しむことができる場所として、地域に住む人々とのふれあいや社会参加の機会を創出し、これまでになかった地域共生社会モデルの実現を目指して、まずは函館市からスタートするとのこと。
私たちにかできない新しい共生社会を実現
2025年問題を間近にひかえ、また団塊ジュニア世代が65歳以上となる2040年に向け、「3eee」は、様々な経営環境の変化にも耐え得る同社の強みを確立し、各事業分野において経営理念である「私たちにかできない新しい共生社会を実現する。」を体現していけるよう尽力していく。
一般内覧会開催
「百年の森函館」オープンに先駆け、一般内覧会が11月12日(土)10:00~16:00に開催される。来場者には先着100名に新米2合をプレゼント。希望者は、事前に電話にて予約・相談を。なお、対象は、利用を検討している本人および家族等だれでも相談可能だ。その他詳細は特設サイトで確認を。
「百年の森函館」に興味のある人は、一般内覧会へ訪れてみては。
■百年の森函館
住所:北海道函館市大川町15-20
特設サイト:https://forestcare.jp/open/
(角谷良平)