グアム政府観光局は、3時間半でいけるアメリカンリゾート・グアムの食を通じて、文化や魅力を発信するフードトラック「Manggi(マンギ)」号のプロジェクトをスタートさせた。
チャモロ料理でグアムを身近に感じてもらいたい
世界中で水際対策が緩和・解除され、日本でも海外旅行需要が高まる中、グアム政府観光局では、グアムの文化に興味を持ってもらうことで実際の渡航に繋がることを期待し、これまであまり注目されてこなかったグアム伝統のチャモロ料理を使ったプロモーションを継続的に実施する。
チャモロ料理を提供するフードトラック「Manggi」号は、現地チャモロ語で美味しいという意味。美味しいチャモロ料理を味わってもらい、よりグアムを身近に感じてもらいたいという想いを込めて命名された。
ワンコイン価格でトライアル販売
トラックで提供するチャモロ料理メニューは、日本人の口にも合う「フィナデニソース」という醤油ベースの味付けをしたバーベキューチキンと、赤い米が特長的なレッドライスを合わせたランチプレート。
購入しやすいワンコイン価格に設定され、より多くの人に試してもらうトライアル販売が行われる。
料理のレシピと調理方法については、グアムより局長のガールグティエレス氏が来日し、大阪堺筋本町のイタリアン「Capanna(カパンナ)」のオーナーシェフ根岸大輔氏に直接伝授した。
オフィスエリアや様々なイベントへ出店予定
このフードトラックは、岡山県大芦高原キャンプ場で11月5日(土)・6日(日)に開催された「Unkai Natural Camp2022」への出店を皮切りに、旅行業界向けのグアムセミナー、オフィスエリアのランチタイムへの展開、さらに春夏の音楽フェスティバルや様々なイベントへの出店が予定されている。
また、同局は、SNSを中心にしたプロモーションも同時に展開しながら、食を通じてグアムファンの獲得を狙っていく。
「甘さ・辛さ・酸っぱさ」のいずれかが濃厚
チャモロ料理は、グアムに伝わる伝統料理。スペインにアメリカ、日本、その他東南アジアなどさまざまな国の影響を受け、文化を吸収してできた料理。頻繁に使われるスパイスや食材は、ココナツ、赤唐辛子、醤油、酢、玉ねぎ、レモン汁、砂糖など。どの料理にも「甘さ・辛さ・酸っぱさ」のいずれかが濃厚に現れているのが味の特徴だ。
また、大家族社会であるグアムの影響で、料理は大量に作って各自で分ける大皿料理スタイルが主流だ。
グアムへの入国について詳しくは、グアム政府観光局のホームページで確認を。日本で「Manggi」号を見かけたら、グアム伝統の味を味わってみては。
グアム政府観光局ホームページ:https://www.visitguam.jp/entryintoguam/
(よしだゆうこ)