Harmoは、音羽山清水寺と協業し、パーソナルヘルスレコード(PHR)の新たな活用方法の提案として、同社が提供する電子お薬手帳サービス「harmo(ハルモ)おくすり手帳」の専用ICカードを封入できる日本初(※)の「おくすり御守」を制作した。
自分の大切なひとの健康管理に
harmoは、全国の薬局で利用可能な「harmoおくすり手帳」をはじめ、小児向けの予防接種管理が可能な「harmoワクチンケア」の開発など、個々人の医療・健康情報を個人や家族が活用可能なシステムを展開。
「harmoおくすり手帳」は、スマートフォンアプリケーションおよび専用ICカードを合わせ、11月時点で約40万人が利用しており、全国17,000軒以上の薬局で利用実績がある。お薬手帳をはじめとするPHRは、個人が自分の健康管理に使うものとされているが、これまでの事業展開の中で、自身の親や子どもなど、自分の大切なひとの健康管理のために電子お薬手帳を使う場面が多く見受けられてきた。
今回、自分の大切な人を見守るという想いは、寺院の「御守」の役割と合致すること、また、御守のように、電子お薬手帳をいつでも肌身離さず持って欲しいとの同社の想いから、清水寺と協業し、「おくすり御守」の制作が実現。
「harmoおくすり手帳」は、ICカードまたはスマートフォンアプリでサービスを提供しているが、高齢者はICカード利用の割合が高いことに着目し、手持ちのカードを御守に封入できるスタイルとされている。
「おくすり御守」も清水寺にて祈祷
「おくすり御守」は、通常の御守と同様に清水寺にて祈祷がなされており、御守に「harmoおくすり手帳」のICカードを封入したまま薬局の端末にタッチすることが可能だ。
「おくすり御守」は非売品だが、「harmoおくすり手帳」を導入している京都府と山梨県の薬局が協力し、同おくすり手帳利用者へ個数限定で無償配布が実施される。
これまでPHRの活用は自分自身の健康管理が中心であり、そのために自らがスマートフォンやウェアラブルデバイスなどを利用し管理することが一般的だった。しかし、今後新しいPHR活用として、自身の健康だけでなく大切な人の見守りにPHRが活用されるべく、今回の「おくすり御守」が制作されることとなった。
清水寺とのコラボレーション実現の背景については、動画でも公開中。PHRのおくすり御守という新しい形での社会への広がりに注目だ。
動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=JFzlLX9oSZI&feature=youtu.be
※11月1日(火)時点における同社調べ
(山川温)