出前館が運営する日本最大級のデリバリーサービス「出前館」は、エアロネクストと連携し、東京都の八丈島においてデリバリーサービスの試行導入およびドローンを活用した配送実験を12月1日(木)より開始した。
配送に時間がかかる地域へのドローンを活用した検証も
主要な移動手段が自動車である八丈島では、自動車を運転できなくなった高齢者等の島民や、来島者の利便性向上が課題となっているという。同事業は、デリバリーサービスの需要分析および島内実装に向けた課題整理等を行うことを目的として実施。また、陸路では配送に時間がかかる地域へのドローンを活用した検証も実施する予定だ。
デリバリーサービスの試行導入期間は、12月1日(木)~2023年2月14日(火)で、、期間中は『出前館』に加盟している八丈島内の飲食店・日用品店への注文が可能となる。
先着で1,000円オフのクーポン配布予定
また、デリバリーサービスの試行期間中、1,001円以上の注文で1,000円オフとなるクーポンを配布。先着2,000人が、対象の店舗にて使用可能。クーポンコードは「HACHI1000」となっている。キャンペーン期間中、ひとり1回まで利用可能。キャンペーンは予告なく変更・中止となる場合がある。詳細はキャンペーンページを確認を。
事業の背景
東京都総務局では「『未来の東京』戦略」や「スマート東京実施戦略」に基づき、各局と連携して「デジタル技術を活用した島しょ地域の社会課題解決プロジェクト」に取り組んでいる。プロジェクトは、八丈島をモデルに展開している。
事業を実施するにあたり、地域が抱える課題について現地関係者の意向を反映させるため、2021年度に「八丈島デジタル活用協議会」を設立し意見交換を実施している。今年度は、八丈島内において、デリバリーサービスの需要分析および島内事業者がデリバリー事業を担っていく上での課題等を明らかにする試行事業を実施する。
ドローンを活用した配送実験も
また、2023年1月頃の予定で、陸路では配送に時間がかかる地域へのドローンを活用した配送実験を実施する。事業について分析・効果検証を行い、次年度以降、デリバリー事業を地域の事業者が担っていくための課題等について明らかにするという。
高齢者等の島民や来島者の利便性向上を目指す事業に注目だ。
キャンペーン詳細:https://demae-can.com/link/cam/hachijojima2212
(綱嶋直也)