長野県酒造組合諏訪支部は、お酒と相性が良い料理を1つにまとめた「おうちで諏訪の酒と、セット」を、12月17日(土)から「デリカテッセン – Delica 鐵扇」オンラインストアにて販売開始した。

九蔵が協力し、日本酒の魅力を伝える企画を考案

江戸時代から商人酒屋として栄えた長野県の諏訪地域。現在も九つの酒蔵が日本酒などを造っており、市内の酒蔵を歩いてめぐる「呑み歩き」イベントを開催したり、諏訪湖・諏訪大社と並ぶ観光資源として商品の販売や試飲の提供を行っている。

昨今、新型コロナウイルス感染拡大や若い世代を中心としたアルコール離れにより、日本酒の売り上げは減少傾向が続いており、酒蔵は日本の伝統文化である日本酒が廃れていってしまうことに危機感を感じて様々な施策を実施している。その中で、競合同士である諏訪の九蔵が協力し合い、日本酒の魅力を伝えられる企画を考案。近年はワインのように日本酒と料理との相性を楽しむ「マリアージュ」が注目されていることから、各蔵おすすめの日本酒を中心としたお酒と相性の良い料理を提案することで、日本酒の奥深さや幅の広さを知ってもらうことを目指している。

テイスティングブック「諏訪の酒と、」を制作

九蔵は、ソムリエ・石田陽介さん監修のもと、お酒とお酒に合う料理を提案するテイスティングブック「諏訪の酒と、」を制作。

11月23日(水)には、「長野ホテル犀北館」にて、冊子で紹介されている料理と日本酒を提供するリアルイベント「諏訪の夕べ」を開催した。今回は、同イベントの際に提供されたメニューとお酒を、自宅で楽しめるセットにして販売する。

イベントの様子はYouTubeで編集配信されているため、ソムリエの解説を聞きながらゆっくりと味わうことができるのもポイントだ。

料理とお酒が楽しめる気軽なセット

「おうちで諏訪の酒と、セット」は、前菜からメインディッシュ、デザートまでコース仕立てで料理9品・お酒9種類がセットになっている。価格は16,000円(税・送料込)。

また、料理9品とお酒3種類の11,000円(税・送料込)のセットもA、B、Cの3種類を用意し、気軽に楽しんでもらう工夫を施している。

9種類のお酒は、麗人酒造「純米吟醸 麗人」、酒ぬのや本金酒造「本金 純米大吟醸」、伊東酒造「横笛 純米仕込 梅酒」、宮坂醸造「真澄 白妙 SHIRO」、髙天酒造「髙天 からくち 通」、豊島屋「神渡 純米吟醸 Petillant」、諏訪御湖鶴酒造場「御湖鶴 純米吟醸 諏訪美山錦」、戸田酒造「ダイヤ菊 純米吟醸 山恵錦」、舞姫「翠露 純米吟醸原酒 山恵錦 アルプス酵母」となっている。

セット内容の詳細は、「デリカテッセン – Delica 鐵扇」オンラインストアの商品ページにて確認を。

「おうちで諏訪の酒と、セット」を手に入れて、ソムリエの解説を聞きながら諏訪のお酒と料理のペアリングをゆっくり味わってみては。

Delica 鐵扇：https://delicatessen.co.jp/?mode=cate&cbid=2675945&csid=0
諏訪の夕べ編集版URL：https://youtu.be/NydRIprREZM

(山本えり)