日本伝統工芸のモダニズムを掲げたジュエリーブランド「TOUROU(トーロウ)」が12月15日(木)よりスタート。
伝統工芸品をもっと身近に
「TOUROU」は、日本の伝統工芸の技法を大切にし、職人に敬意を払いながら、現代の価値観を落とし込んだ伝統工芸品を制作し、伝統工芸品をもっと身近に感じてもらうことを目的としたブランドだ。
秋田銀線細工のジュエリーコレクションを発表
「TOUROU」は、日本の伝統工芸職人が少なくなってきているという現状から、この先もずっと日本の美しいもの、日本のものづくりは続いて欲しいという思いから、約2年間の構想を経て立ち上げた。
「TOUROU」は、思いに共感してくれた職人の協力を得て、デビューと当時に、「TOUROU」代表の地元である秋田の伝統工芸である秋田銀線細工のジュエリーコレクションを発表した。
秋田銀線細工
秋田市の無形文化財にも指定されている工芸技術の秋田銀線細工は、わずか0.2mmほどの銀線で作り出される伝統的工芸品。
雪の結晶のように繊細で美しい輝きが特徴。制作は、技術力の高い職人により一つ一つ手作業で行われ、その緻密さからアート作品のような佇まいを持っている。
その歴史は古く、江戸時代にまで遡る。秋田は銀山が発見されるなど材料にも恵まれ、武家の嫁入り道具や武器の装飾などが作られ、栄えてきた。
明治以降、技術とデザイン性を高める活動が進められ、装飾品や額などの嗜好品なども作られるようになり、現在まで続く秋田銀線細工が確立されてきた。
日本や万物の美しさを表現
「TOUROU」では、秋田銀線細工の伝統的な技法を守りながら、モダンさを取り入れた商品を展開。伝統的な模様を用いながら、現代において身につけやすいアイテムや、ファッションとして楽しめるようなデザインを落とし込んでいる。また、日本や万物(地球、天体、自然、生物など自然の中にあるもの)の美しさも表現している。
「TOUROU」の製品は、完全受注生産。必要以上の生産をしないことで、廃棄物の減少、資源を守ることを通じて、環境への負荷軽減に取り組む。
また、伝統工芸職人の労働環境に配慮し、適正な働き方を守ることにもつながると考えるそうだ。できるだけ資源の無駄を無くすため、簡易包装にも取り組んでいる。
アフターフォローも充実
「TOUROU」は、歳を重ねてもずっとそばに置きたくなるようなアイテムを展開し、長く使用できるようアフターフォローも充実させている。
商品展開
「TOUROU」の商品展開は、ピアス、ネックレス、ブレスレット、
リングで素材は、純銀、一部Silver950。
価格帯は約20,000~150,000円。「TOUROU」の商品は、公式オンラインサイトで購入できる。
日本伝統工芸のモダニズムを掲げたブランド「TOUROU」に注目してみては。
TOUROU公式サイト:https://tourou-japan.com/
TOUROU公式Instagram:https://www.instagram.com/tourou_japan/?hl=ja
(角谷良平)