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木彫刻のまち・富山県南砺市の「職人に弟子入りできる宿」3棟貸し切りプランが発売

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沖縄ツーリストは、木彫刻のまちとして知られる富山県南砺市井波地区で、コラレアルチザンジャパンがプロデュースする宿“Bed and Craft「巴/TOMOE」”と、航空券を組み合わせた3棟貸し切りプランの販売を、1月6日(金)より開始した。

3棟貸し切りなので、3世代、3家族で楽しんでもよさそうだ。

彫刻のまち・井波

富山県南砺市井波地区は彫刻のまち。この地区は『宮大工の鑿(のみ)一丁から生まれた木彫刻美術館・井波彫刻のまち井波』として、日本遺産に認定されている。

井波彫刻の誕生のきっかけにもなった木彫溢れる瑞泉寺をはじめ、地域内には多くの彫刻工房が軒を連ねている。歴史を感じることができる町並みで、まるでタイムスリップしたような感覚になりそう。人口8000人の井波には、今なお200人の彫刻師がおり、その数は全国一だという。

「職人に弟子入りできる宿」がコンセプト


“旅を支える“から”旅を生み出す“へシフトした同社は、古民家再生・建築と地域活性にこだわり抜いた宿を提供する「Bed and Craft」に着目し、2019年に富山県南砺市井波にオープンした「巴/TOMOE」を所有するに至った。

「職人に弟子入りできる宿」をコンセプトに、この地の歩みを見届けてきた料亭は、このたび「巴/TOMOE」の総称で1日1組限定の3棟の宿(「KIN-NAKA」「TenNE」「MITU」)に生まれ変わった。

3棟は、もちろんそれぞれを利用することも可能だが、隠し扉と通路で宿が繋がるユニークな設計を生かして、3棟をまるごと貸し切ることもできる。

「Bed and Craft」とは

ちなみに「Bed and Craft」とは、古民家再生・建築にこだわる新進気鋭の建築家の山川智嗣夫妻が、地元で活躍する作家(職人)たちと協働で展開する分散型の宿泊施設のこと。

地元の作家(職人)が設計の段階からプロデュースに参画し、それぞれの棟をマイギャラリーとしてひとりの作家(職人)が担当。棟内に作品を展示し、利用者に楽しんでもらう古民家の宿だ。希望者は地元の職人の指導のもと、有料で木彫り制作や漆塗り体験をすることもできる。

富山県の最高評価を獲得した宿

「巴/TOMOE」は、「ミシュランガイド北陸2021特別版」の旅館部門で、富山県で一番評価の高い3レッドパビリオン(3星+)を獲得。

古民家(元料亭)をリノベーションした客室は「KIN-NAKA」「MITU」「TenNE」の3つの独立した部屋に分けられ、地元で活躍する若手作家監修の室内インテリアや作品に囲まれた、まるでギャラリーに泊まるような体験ができる。

各棟の特徴を紹介

各棟を紹介していこう。


1つめは「KIN-NAKA」。


元料亭「金中」の表玄関を抜けると、吹き抜けの天井に吊るされた木彫刻のシャンデリアがゲストを出迎える。

部屋のさまざまな場所に作品が展示され、滞在を通して井波の歴史を感じられるだろう。彫刻師・前川大地氏の職人技と遊び心が、当時の賑わいを想像させてくれる空間になっている。


2つめは「MITU」。


料亭時代、最上級の客間として用いられた和室。鮮やかなタイルが敷き詰められた露天風呂からは、 陶芸家・前川わと氏の明るい色彩の作品に呼応するように、四季折々変化する専用の坪庭の風景を眺められる。ゆったりとした「蜜な」時間を過ごせる客室に仕上がっている。


3つめは「TenNE」。

菩薩像が身にまとう「天衣(てんね)」から名を取ったこの棟には、仏師・石原良定による表情豊かな仏像を安置している。


空間の最奥部にある「瞑想室」では、天を見上げ、自らを見つめ直す心地良い時間を過ごせそう。また、若手造園家が手掛ける庭からは、自然のリズムを感じられる。

家族や友人と“忘れられない時を共にする”体験ができそうだ。

井波3棟貸し切りパッケージプラン:https://www.ranrantour.jp/lp/inami/

(鈴木 京)

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