京都府では、「描く｜岩間一真、岡安聖美」や「OPEN ARTISTS’ STUDIOS 2023」などのアートイベントが開催される。詳しい情報をチェックしよう。

岩間一真・岡安聖美の両氏を取り上げた展覧会

きょうと障害者文化芸術推進機構が運営するart space co-jinでは、岩間一真さん、岡安聖美さんを取り上げた展覧会「描く｜岩間一真、岡安聖美」を、1月17日(火)～3月26日(日)の期間開催する。

年齢や性別、画風やこれまでの人生も全く異なる二人だが、描くことへの向き合い方に、どこか共通した意思の強さを感じさせる。それも固いがゆえに折れやすい強さでなく、しなやかで柔らかな強さだ。

岩間一真《台湾側進入・大山4安打・技術支援継続》2022年 297×210mm アクリル絵具、新聞紙・紙

まだ小学6年生ながら様々な興味で先達の表現を吸収し、自己の表現に変えて生み出す岩間さんと、

岡安聖美《イブピアッチェの薔薇》2020年 531×454mm 油絵具・キャンバス

身体に不自由さを抱えながらも確信に満ちたタッチで筆をすすめる岡安さん、両者の表現を通して、なぜか心惹かれてしまう描くという行為について改めて考える機会となるだろう。

入場料は無料で、開館時間は10:00～18:00。月曜日は休館となっている。

詳細ページ：https://co-jin.jp/exhibition/3481/

■art space co-jin
住所：京都市上京区河原町通荒神口上ル宮垣町83レ・フレール1F

アーティストの知られざる創作現場を探検！

また、京都府、京都新聞、ARTISTS’FAIR KYOTO実行委員会は、京都の新進アーティストを様々な人に知ってもらうため、アーティストとの交流プログラム「OPEN ARTISTS’ STUDIOS 2023」を、アーティストが所属する京都市内の5つのスタジオで開催する。

参加スタジオは、芸術作品を展示する古民家ギャラリーを併設した、京都・大原野を拠点に活動しているアートスタジオ「Oharano Studio」、

阪急西京極駅から徒歩10分にある3階建ての友禅染工場を改装したシェアスタジオ「A.S.K.– Atelier ShareKyoto+Alt Space POST」、

中庭や縁側など民家ならではのつくりと2階建ての倉庫を備える「山ノ外スタジオ」、

和気あいあいとしているアットホームなスタジオ「ほんわか工房」、

ホワイトキューブのような可動式の空間の「shu」。

この5つのスタジオでは、3月2日(木)～5日(日)の期間、オープンスタジオとして自由にスタジオ訪問及び見学が可能。事前申込は不要で、参加費も無料だ。

また、2月3日(金)の19:00～20:30(開場18:40)には、ハイアット プレイス 京都 1階 THE KITCHENにて、先着40名が参加できる「スタジオ所属アーティストとの交流会」を開催。5つのスタジオに所属する主に20代～40代のアーティストによる活動内容の説明と、アーティストと参加者との自由歓談を行う。参加費は500円程度で、1ドリンク制となっている。申込フォームから申し込もう。

さらに、3月3日(金)～5日(日)の各日1回、各回先着35名(※3日のみ定員15名)が参加できる「スタジオ探検ツアー」も開催。文化芸術になじみの無い人でも楽しめるよう、5つのスタジオを巡るガイド付きバスツアーとなっている。12:00に京都駅八条口を出発し、参加スタジオ5箇所を順に訪問、18:40に京都駅八条口に到着、解散の予定。申込方法は、2月上旬頃に特設サイトに掲載される。

各スタジオの所在地や詳細は、特設サイトで確認できる。

特設サイト：https://kyotoartlounge.jp/openstudio.html
交流会申込フォーム：https://forms.gle/JUrX9PVp3o8R8R8D6

■ハイアット プレイス 京都 1階 THE KITCHEN
住所：京都市中京区烏丸通夷川上ル少将井町240

アートが好きな人や興味のある人は参加してみよう！

(yukari)