プロフェッショナル向け業務用食器を製造する光洋陶器は、1月21日(土)に、本社敷地内に「うつわの複合体験施設 KOYO BASE」をオープンした。
岐阜県東濃地方は、日本の50%以上の陶磁器生産量を誇る。そんな場所だからできる、うつわを丸ごと味わう拠点を目指すという。
うつわが持つ魅力を丸ごと味わえる
同施設が位置する岐阜県土岐市は、国内最大の陶磁器生産地。器づくりに欠かせない良質な土が産出され、大規模工場から小さな家内工場の作業場まで、数多くの生産元が連携することで、大規模な製造ネットワークが築かれている。
1964年の創業以来、この地で陶磁器製造に携わってきた同社は、この産地だからできる体験を目指して同施設をオープンした。
コンセプトは「Clay to Table」。土(Clay)から食卓(Table)まで、うつわが持つ魅力を丸ごと味わえる施設となっているのが特徴で、
ランチやカフェ、産地の器探しに気軽に立ち寄れるのはもちろん、時間をかけて工場見学やワークショップをすることを通じて、モノづくりの魅力を体験できる(工場見学、ワークショップは要予約)。
岐阜の幸を“食べる”「CLAY Table」
CLAY Tableは、岐阜の地元食材を使用した「ちょっと贅沢な、ふだんの料理」を提供するカフェダイニング。
自家製のオリジナルデザート、ドリンクも充実しており、カフェのみの利用もOK。
また、料理に合わせて選ばれた器はすべてKOYO製となっている。食事を心地よく演出する、同社自慢の引き立て役も要注目だ。
産地のうつわを“買う”「BASE Shop」
カフェダイニングに隣接するBASE Shopでは、ホテルやレストランでも使われるKOYO製のプロユース食器を中心に取り扱う。
季節や特集テーマに合わせてラインナップは定期的に入れ替わり、旬の料理に合わせたり、カラーリングで遊んだり、特別な企画展示が実施されることも。同店による、食卓を彩る提案を楽しもう。
うつわの製造を“学ぶ”「KOYO Factory」
製造工場の見学も可能。人の技と最新のオートメーションの融合により、プロフェッショナル仕様に相応しい品質を保ちながら多品種小ロット生産を実現した、うつわの製造現場を見学してみては(工場見学は要予約。所要時間50分)。
モノづくりを“楽しむ”「BASE Studio」
BASE Studioでは「食と器をもっと楽しむ」をテーマに、さまざまな体験教室・イベントを開催する。子どもとも参加できるライトなプログラムから、専門家と一緒に学ぶ本格的なカリキュラムまで幅広く実施。予約や詳しい内容については、近くのスタッフ、もしくはウェブサイトから問い合わせよう。
「食べる」「買う」「楽しむ」「学ぶ」が叶う土岐市の新名所に足を運んでみては。
■KOYO BASE
住所:岐阜県土岐市泉町久尻1496-5(光洋陶器本社敷地内)駐車場有
営業時間:11:00~17:00
定休日:火曜・水曜
駐車場:有(約50台)
公式HP:http://www.koyobase.com/
(オガワユウコ)