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町家の魅力に出会える「町家の日 2023」が京都・金沢・大津・姫路を始め全国で開催

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町家の保全と流通を推進する市民ネットワーク組織「京町家情報センター」は、町家の魅力を発信するイベント「町家の日 2023」を、3月8日(水)の「町家の日」に開催する。また、「町家の日」を挟んだ3月4日(土)〜12日(日)を「町家の日WEEK」とし、全国各地で町家を起点にしたさまざまな取り組みを実施する。

景観と文化を次の世代に紡ぐきっかけに

「町家の日」とは、1日に2件の町家が姿を消している状態を改善したいと、「京町家情報センター」主催で、2017年にはじまった取り組み。

京都の町家“京町家”に限らず、全国に残る町家(町屋・長屋・商家など)の魅力を発信すべく、“March(マーチ)”に“8”のヤで「マ・チ・ヤ」と読めることから毎年3月8日を「町家の日」に設定した。

京都はもちろん、姫路・金沢など、全国各地の町家を巻き込み、まだまだ町家に興味を持てていない人たちに対して、その前後複数日にわたって町家に興味を持ってもらうきっかけづくりを行っている。

全国各地でアートギャラリーやワークショップを開催


7年目にあたる2023年は、初めて対象の地域を近畿・北陸以外にも拡大し、全国各地の城下町や宿場町、寺内町のように町家が残る地域でも催しを開催する。期間中は、町家のアートギャラリーや、伝統工芸のワークショップ、お茶会など各地でイベントを行う。

とくに京都・金沢・姫路・大津では、町内にて同時並行でイベントを実施。京都では2022年同様、大型京町家の見学会など、普段一般公開されていない京都市指定有形文化財に触れ合うことができる。

「町家の日」を通して、町家の魅力、世界に誇る日本の文化を見つめ直し、日本に残したい風景と心を未来につなぐきっかけとなることを目指している。

町家の魅力を伝えるサイト

同イベントに協力している企業「一丁目一番地」は、町屋・長屋や古民家など、その数が減少している日本の文化資源の魅力を伝えるサイト「KEnoHARE(ケのハレ)」を運営している。町家そのものやそれに関わる人々を通してその魅力を伝えることで、“もっと知りたい” “暮らしてみたい” “訪れてみたい”と考える人が、そこに一歩を踏み出せる下地を作っている。

また、「KEnoHARE」では、「町家の日」の開催にあたり、全国で町家の魅力を共に発信してくれる団体や施設・店舗を募集している。

町家川柳を募集中

そのほか、町家の魅力をより多くの人に知ってもらうため、全国から「町家川柳」を2月20日(月)まで募集中だ。「町家の文豪賞」2点、「副賞」5点、「18歳以下特別賞」1点、「参加賞」5点が設けられている。受賞作は、3月12日(日)頃に「町家の日」サイトで発表される予定。1人2句まで、町家を題材とした川柳なら応募可能なので、興味のある人は応募してみよう。

川柳の応募方法や、イベントの詳細は、「町家の日 2023」公式サイトで確認できる。

町家の日公式サイト:https://machiyanohi.jp/
KEnoHARE公式サイト:https://www.kenohare.com/
町家の日催し参加団体募集:https://www.kenohare.com/lp/machiyanohi-cap/

(山本えり)

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