宮城県多賀城市に本社を置くワンテーブルの防災備蓄食「LIFE STOCK エナジータイプ グレープ味」が、「LIFE STOCK ENERGY グレープ-Jelly for space use-」として、JAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)の「宇宙日本食認証」を取得した。
ワンテーブルについて
水なしで摂取できる災害用備蓄ゼリー「LIFE STOCK」を開発したワンテーブルは、食文化創造事業として、都市型農業の開発・コンサルティング、地域風土の再生・プロデュース事業を展開する。
“つくる力と、守る力で、命を豊かにする”ことをビジョンに掲げている。
ゼリーの中身は市販品と同じ
JAXAの「宇宙日本食認証」を取得した「LIFE STOCK ENERGY グレープ-Jelly for space use-」は、市販されているものと中身は同じ。
同社は、今後も国際宇宙ステーション(ISS)に搭載される日を楽しみに、宇宙日本食を提供する取り組みを進めていくという。「宇宙日本食」の情報については、JAXAのHPを確認しよう。
被災地から未来を豊かに
同社は、被災した宮城から日本や世界に向け、命を守るための新しい産業を創出する。
大震災は地域コミュニティが疲弊している現状や、水なしで備蓄食料を食べることができない事実、命を守るための非常用発電が点検されていなかったことなど、現代社会の見えていなかった問題を浮き彫りにした。
ワンテーブルは、この経験から得た学びが時間とともに風化していかないよう、商品とサービスにして後世に残していくことを目指している。また、人々の備蓄や防災に対する意識を高め、未来の命を救っていきたいと考えているという。
ワンテーブル:https://onetable.jp/
JAXA「宇宙日本食」情報:http://iss.jaxa.jp/spacefood/about/japanese/
(江崎貴子)