マッキャンエリクソンの事業共創組織・マッキャンアルファとパナソニック デザイン本部・FUTURE LIFE FACTORYは、共創プロジェクト「言山百景(ことやまひゃっけい)」を2022年4月に発表。
今年の2月25日(土)〜26日(日)の2日間、コネル、MagnaRecta、大島観光協会とともに、伊豆大島にて「言山百景」第2弾を開催する。
遠くの人から届く“言葉”で地域の魅力を創出
「言山百景」は、人と人が遠隔でつながりながら、その土地の新たな観光資源や地域の魅力を作り出すプロジェクトだ。
第1弾は、2022年4月に東京・日本橋のアートホテル「BnA_WALL」で実験的取り組みとして実施。参加者は、数枚用意された“どこか遠い地の景色”の写真から1枚選び、“言葉”を投稿した。その言葉を3Dプリントしたものが吊るされ写真と同居する様をアートとして保存し、言葉がその場所に落ちることで積み上がっていく様子がリアルタイム配信された。
ネット連動型のインスタレーション
この第1弾の実験的取り組みを踏まえ、伊豆大島の椿まつりにて第2弾を実施する。今回は、ネット連動型インスタレーションとなっており、椿まつりの椿花ガーデン会場でインスタレーション展示を行い、特設サイトにてインスタレーションへの参加および会場のストリーミング配信を行う。
特設サイトでは、2月2日(木)より現地会場の写真を公開中。参加希望者は、“言葉”を投稿しよう。その言葉は椿花ガーデン会場にて3Dプリントされ、質量をもった“言葉”となって会場の風景の前に降り注ぎ、参加者とその地をつなぐ山「言山」を築く。同時に「言山」を築く一員として、参加者の名前が特設サイトにクレジットされる。
なお、インスタレーション参加・ストリーミング配信視聴は無料だが、椿花ガーデン会場での参加には、おとな(中学生以上)830円・こども(4歳以上)400円の入場料が必要だ。
距離を越えた共創で伝統・文化の継承は可能か
「言山百景」のはじまりは、「物理的・心理的な距離を越えて人々が共創し、伝統・文化の継承は可能か」という問い。
ネットワークによってそこに住む人だけでなく遠くから想いを寄せる人同士がつながり、協力しあうことで新たな視点がもたらされ、新しい観光資源や地域の魅力を作り出せるのではないかという仮説のもと、希薄化していく“人と地域との関係性”をつなぎ変える新たな魅力の引き出し方のアイデアとして始動した。
「言山百景」に参加することで、伊豆大島の新たな魅力に気づくかもしれない。
■言山百景in伊豆大島
日時:2月25日(土)~26日(日)11:00~16:30 ※入場は終了の30分前まで
会場:椿まつり 椿花ガーデン会場
住所:東京都大島町元町津倍付41-1
特設サイト:https://www.kotoyama100kei.com/
椿まつり公式サイト:http://www.izu-oshima.or.jp/68th_camellia_festival/index.html
(Higuchi)