クオンは、金沢工業大学がタカラトミー等と開発し、全国の小中高の教育機関等に無償配布を行ってきた「Beyond SDGs人生ゲーム」の取り組みに賛同し、スポンサー企業として同ゲームの制作を支援。今回、このゲームが日本インダストリアルデザイン協会(JIDA)より「JIDAデザインミュージアムセレクション賞」を受賞した。

教育・学習を行うための「人生ゲーム」

「Beyond SDGs人生ゲーム」とは、2030年を目標年としたSDGsの達成と、その先の2050年における「脱炭素社会」「循環型社会」「自然との共存社会」「ウェルビーイング社会」という4つの社会を内包した、理想の未来の実現に関する教育・学習を行うための「人生ゲーム」。億万長者を目指して競い合う一般的な「人生ゲーム」とは違い、プレイヤー同士で協力することで理想の未来を目指すゲームとなっている。

今回、数十社の企業と連携した上で「各企業の具体的な取り組みを集める」ことを目的化し「知ろうとする行動」を生み出している点に特に評価を得て、デザインミュージアムセレクション賞を受賞した。

2022年度は計54点が選定

JIDAは、プロフェッショナルなインダストリアルデザインに関する日本で唯一の全国組織。1999年より、後世に伝えるべき歴史的、文化的な意義のある製品を毎年選定し「JIDAデザインミュージアムセレクション賞」を授与するセレクション事業を行なっている。

2022年度は「JIDAデザインミュージアムセレクション Vol.24」として、JIDA会員および一般の人々により推薦された230点から審査員による審査を経て「Beyond SDGs人生ゲーム」を含む計54点が選定された。

また、1月18日(水)～23日(月)には「デザインミュージアムセレクション Vol.24 東京展」が東京都港区六本木のAXISギャラリーで開催され、1月20日(金)には同会場で授与式が行われた。

ファンコミュニティから17社が参加

「Beyond SDGs人生ゲーム」には、スポンサー企業として参画するクオンのほか、同社が運営するファンコミュニティ(※1)から17社(※2)が参画している。

受賞の講評に、“特筆したいのは数十社の企業と連携した上で「各企業の具体的な取り組みを集める」ことを目的化した点である”とある通り、SDGsの実践には企業同士のパートナーシップが必要不可欠だ。同社は今後もファンコミュニティを通してパートナーシップを推進し、企業と自治体、生活者がつながることで価値を生み出す世界の実現に向けて取り組んでいくという。

「JIDAデザインミュージアムセレクション賞」を受賞した「Beyond SDGs人生ゲーム」を、この機会にチェックしてみて。

JIDAデザインミュージアム「Beyond SDGs 人生ゲーム」紹介：http://www.jida-museum.jp/collection.html/selection.html/selection24/beyond-sdgs-thegameoflife/
クオン：https://www.q-o-n.com/

※1 ゲームでは「共創コミュニティ」と記載
※2 「企業との共創エリア」掲載企業(掲載順)：アクアクララ、日本ルナ、明星食品、ピエトロ、新生銀行(SBI新生銀行)、関西テレビ放送、大丸松坂屋百貨店、丸井グループ、東日本旅客鉄道、エイチ・アイ・エス、アテニア、キーコーヒー、ポッカサッポロフード＆ビバレッジ、花王グループカスタマーマーケティング、キユーピー、エフエム東京、産業経済新聞社

(江崎貴子)