アウトドア・フットウェアブランド「KEEN(キーン)」と、「世界遺産 熊野古道」とのコラボレーションが実現した。KEEN創業モデルの「NEWPORT」に「Kumano Kodo」カラーが登場し、KEEN直営店、KEEN公式オンラインストア、および各取扱い店にて3月1日(水)より順次発売中だ。
革新的なハイブリッドフットウェアを提案
KEENは米国オレゴン州ポートランドを本拠とする、社会貢献を経営の礎とする家族経営のアウトドア・フットウェアブランド。“天井のないところすべて”をアウトドアと定義し、より良い暮らしとソトの冒険へいざなう、オリジナルかつ汎用性ある革新的なハイブリッドフットウェアを提案している。
その機能性・快適性・デザイン性を業界最高水準でアップデートし続ける革新的な製品は、有害物質の排除やリサイクル素材の採用など、環境負荷の低減を推進する<Detox the Planet>のもとで製造。また、環境保護、気候正義、災害支援、ジェンダー平等など社会正義への取り組みを「キーン・エフェクト」と呼び、その活動の推進にコミットしている。
日本最古のハイキング・トレイル「熊野古道」
熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)へ通じる参詣道「熊野古道」は、日本最古のハイキング・トレイルであり、歩き旅の原点ともいえる道。集落を繋いで伸び、山道、砂利道、石畳、舗装路などさまざまな道がある。
いくつかのルートのうち最も多くの旅人が歩いたのは、京都から大阪・和歌山市を経て田辺に至る紀伊路(きいじ)と、田辺から山中に分け入り熊野本宮大社に向かう中辺路(なかへち)。中辺路は、平安時代から鎌倉時代にかけて上皇たちが参詣を100回以上も繰り返した熊野への公式参詣道として知られている。
熊野古道の刻印入りのNEWPORT
今回のコラボアイテムに選ばれた「NEWPORT」は、KEEN創業モデルであり、さまざまな路面やシチュエーションに対応する同社が誇るオリジナル・ハイブリット・フットウェア。脱ぎ履きが容易でコンフォートなフィット感をもたらすバンジーシューレース、動いても快適な速乾性ライニングのほか、解剖学的にデザインされた中足部がナチュラルなフィットを約束し、成型ラバーガードを使用したKEEN.PROTECTが確かなトゥ・プロテクションを実現している。
デザイン監修を務めたのは、ウルトラライトハイキングを提唱する「Hikerʼs Depot(ハイカーズデポ)」オーナーの土屋智哉氏。土屋氏がKEEN創業時の20年前にアメリカの展示会で出会った「NEWPORT」のオリジナルカラーを踏襲しつつ、フッドベッドを進化させ、熊野古道の刻印も入ったスペシャルモデルとなっている。
価格は¥18,700(税込)。同商品の売り上げの一部は、田辺市熊野ツーリズムビューローを通じて、未来にわたり熊野古道の文化的景観を維持・保全し、次世代につないでいくための「熊野古道の森を守り育む未来基金(通称くまもり募金)」に寄付される。
KEENと熊野古道のコラボモデルを履いて、歩き旅の原点ともいえる道に想いを馳せてみては。
KEEN公式オンラインストア:https://www.keenfootwear.com/ja-jp/
(山本えり)