「中村ローソク」および「福永念珠舗」の期間限定ショップが、3月15日(水)～21日(火)の会期中、「大丸京都店 4階リビング売場 暦2(こよみごよみ)」に登場する。

和・京蝋燭の魅力を伝える中村ローソク

中村ローソクが創業したのは1887年(明治20年)。以降135年以上の間、和・京蝋燭を作り続けている。お供えとして使用できる和・京蝋燭は、古くから仏事に用いられてきたが、石油系原料を使った西洋ローソクの普及と共に、その需要は減ってきているのが現状。

しかし、西洋ローソクにはない、日本伝統の技や美が表現されている和・京蝋燭の魅力は、筆舌に尽くしがたいそう。多くの人が和・京蝋燭の魅力に触れられる機会の創出に努め、香り付きの蝋燭やインテリアにも使用できる商品など、伝統を守った製法で新たな和・京蝋燭を生み出し、その魅力を伝えていきたいとしている。

なお、 売場で「絵付け実演」はしないほか、手書きにつき色合いや絵柄は異なる。

絵ろうそくと燭台のセットも！炎の癒し

蝋燭の大きな特徴は、その独特の燃え方。空洞の芯が中に入り空気の流れを作るため、炎が大きくゆっくりと揺らめき、神秘的で情緒のある雰囲気を醸し出すこと。風のない場所でもゆらゆらと揺れる炎は、多少の風で消えることはない。

植物性の原料で作られている和蝋燭の光は、西洋ローソクと比べるとほの暗いオレンジ色。これは、石油系よりも植物性の蝋は融点が低いため、優しく目に映る温かみのある灯火になるから。

シンプルなものはもちろん、置き場所を選ばないので狭い部屋でも飾れる細長い燭台や、行灯風の個性的な燭台まで、魅力的な燭台も多く取り揃えている。

初心者向けに「絵ろうそくと燭台のセット」も販売。花の絵をあしらった美しい絵ろうそくと可愛らしい花型の清水焼の燭台の組み合わせは、これから和ろうそくインテリアにチャレンジしようという人におすすめ。

棒型和ろうそく (木箱入り30本セット、＜1.5匁、約11cm＞)は6,600円、「絵ろうそく(ハス)」(箱入り2本セット、白赤各1本＜4匁、約11cm＞)は7,700円(税込)。

福永念珠舗

福永念珠舗は寛政九年、江戸中期に小間物問屋として創業し、土地柄、東本願寺前という地の利と、本家が平安時代から続く近江誓伝寺出身であることも起因し、間もなく念珠製造を生業に。念珠の製造専門店として、一品一品すべて手作りで製造している。

念珠オーダーや、念珠の修理なども有料で承るとし、気軽に相談してほしいとも。

女性用念珠「ローズクォーツ 本絹房灰桜色」9,900円(税込)は、女性に一番人気の可愛らしいピンクの水晶を使用した念珠。男性用念珠「素引縞黒檀22玉青苔瑪瑙仕立 本絹房鉄紺色」9,900円(税込)は、落ち着いた黒檀の玉に、珍しい苔瑪瑙を合わせた新作の念珠。

「中村ローソク」「福永念珠舗」期間限定ショップの営業時間は、10:00～19:00(最終日は17:00閉場)。なお、掲載画像はいずれもイメージで、期間限定ショップの販売商品と異なる場合あり。

お彼岸の準備に期間限定ショップに足を運んでみては。

■大丸京都店
住所：京都府京都市下京区四条通高倉西入立売西町79番地

(さえきそうすけ)