絹織物の日本最大産地、京都・丹後にて、オールハンドメイドにこだわった商品を製織・販売する「クスカ」が、自社の工房の壁に地元アーティストとコラボレーションした巨大壁画を製作するプロジェクトを3月13日(月)よりスタート。
シンボルの壁画で丹後産地を活性化
2010年に誕生した「KUSKA」ブランドは、手織りネクタイを中心に国内は帝国ホテルプラザ東京1Fに旗艦店・海外はロンドン・サヴィルロウのロイヤルワラントの店舗を中心に5カ国で展開。
しかし地元丹後の織物産地は、1972年頃から、全盛期の1.5%と生産量右肩下がりの大衰退が続いている。
そこで、地元の地場産業を新しい視点で表現し、次世代にも知ってもらいたいと日々模索している中、イギリスでの商談の際に、偶然立ち寄った東ロンドンの「ショーディッチ」の壁画と街を見て、シンボルの壁画がある事で新しい風と人が集まり、丹後産地の認知、そして産地を復活させる事ができるのではないかと考え、今回の「巨大壁画」製作プロジェクトを1年かけて進めてきた。
地元アーティスト・210氏を起用
“地元アーティストを起用する事で内面からの地方創生を目指す”今回のプロジェクトでは、自社工房に地元アーティスト・210(ツーテン)氏を起用し、壁画を制作。
210氏は、1991年生まれ、京都府京丹後市出身で、アメリカンカルチャー、50’s〜70’sのロック、ポップアート、トラディショナルタトゥー、昭和の日本の漫画から影響を受け、ポップで細部まで描き込まれたタッチが特徴だ。
今回の壁画作品は「織物(伝統)」「丹後の海」「ブルー」をテーマに、210氏独自の感性で描かれていく(※)。
壁画制作期間は約1カ月
天候により制作活動は前後するが、壁画制作はクスカの自社工房の壁にて、3月13日(月)〜4月13日(木)の期間実施。
クラウドファンディングサイトMakuakeにてプロジェクト実施中なので、老舗手織りブランド×地元アーティストが手がける巨大壁画を応援してみては。
■クスカ
住所:京都府与謝郡与謝野町岩屋384-1
Makuake:https://www.makuake.com/
プロジェクト名:老舗手織りブランドkuska×地元アーティストが手掛ける巨大壁画アート|京丹後
※画像は壁画完成イメージ
(佐藤ゆり)