埼玉県川越市にある最明寺にて、埼玉県初となる仏教寺院でのLGBTQ WEDDINGが4月6日(木)に開催される。
同性カップルでも挙げられる仏前結婚式
今回行われるLGBTQ WEDDINGは、イスラエルより男性カップルを迎える国際結婚式。
2020年5月に川越市において同性カップルを公的に認証する制度「パートナーシップ宣誓制度」が始まり、それに合わせ最明寺でもセクシュアリティを問わず同性カップルでも挙げられる仏前結婚式・LGBTQ WEDDINGを開始しているが、今回がその1組目となる。
仏教では「生きとし生けるもの皆幸せであれ」というブッダの教えに従い、性別に関係なく心の在り方次第で誰しもが幸せになれる平等の精神を説いている。
最明寺は2021年のコロナ禍において、主催・SAITAMA RAINBOW PRIDE実行委員会のLGBTQ成人式などを開催する「SAITAMA RAINBOW PRIDE2021」のオンライン配信の会場になるなど、日頃よりLGBTQフレンドリーな寺院として地域の当事者たちと交流を続けている。
全国最多、40市町がパートナーシップ制度を実施
現在の日本の結婚式には教会式・人前式・神前式などがあるが、寺院で行う結婚式は仏前結婚式と呼ばれ、寺院で当人同士が好伴侶であることを誓う儀式であると共に、出会えた「縁」を仏様に対して感謝する場ともなる。
埼玉県では、3月時点で全国で最も多い40市町がパートナーシップ制度が実施されており、2022年7月には「埼玉県性の多様性を尊重した社会づくり条例」が施行されるなど、性の多様性を重視した社会づくりが行われている。このような中、多様性を受け入れてきた仏教の寺院としてもセクシュアリティを問わず、誰でも世界中のカップルを仏教国の日本から応援したいとの想いを込めて、今回のLGBTQ WEDDINGの開催となった。
最明寺公式サイト:https://saimyouji-wedding.com/
(fukumoto)