全国の里山に眠る植生の可能性の発掘を行う日本草木研究所から、和歌山県の高野山で採れる国産天然香木を原材料とした「高野六木炭酸」250ml/2400円が登場。3月23日(水)より数量限定で公式オンライストアにて発売中だ。
日本農業遺産に認定された「高野六木」を使用
「高野六木」は、高野山で寺院や伽藍の建築や修繕のため大切に育てられてきたスギ、ヒノキ、コウヤマキ、アカマツ、モミ、ツガの6種類の木の総称。
当時伐採が厳しく制限されていたが、現在では供給が安定し、寺院以外にも自由に使用が可能になった。
また、これら6つの木は、高野山の宗教と自然の密接な繋がりを語るうえで欠かせない象徴として、令和3年には日本農業遺産にも認定された。まだまだ認知の低いこの歴史を途絶えさせることなく伝え続けていくことが今後の課題ということから、今回のドリンク開発のプロジェクトが始動した。
「高野六木炭酸」は、高野六木を原料とした無糖のノンアルコールソーダ。高野山の森深くを巡り深呼吸した時のような圧倒的な「森林感」が味わえる。
突き抜けるような青いフレッシュさのヒノキ、林檎を思わせる芳香の杉、柑橘のように鮮やかに香気を放つモミ、神仏でも使用される高野山の霊木コウヤマキの酸味ある後味など、6つの木の魅惑が口の中に広がる。
木が人体に及ぼす精神安定効果
木に含まれる「フィトンチッド」という香り成分は、シトラスやベリーのように華やかで爽快、そして甘い香りで、研究では精神安定効果が期待できると言われている。木の匂いはストレスで現れる精神的発汗を抑え、心拍数も安定するので、安眠が得られるという結果もある。
このほかにも森林には、脳の前頭葉の活動が沈静化し、脳活動がリラックスする、自律神経活動の副交感神経活動を昂進してリラックスさせ、交感神経活動を抑制してストレスを軽減する、ストレスホルモンであるコルチゾール濃度を低下させ、ストレスを減少させる、免疫能のうちナチュラルキラー細胞の活性を高め抗がん機能を増強する効果などがある。
林業従事者を支援し、日本の林業の活性化を目指す
日本草木研究所は、全国の山主たちと独自のネットワークを築き、日本の里山に眠る植生の可能性の発掘を行うブランド。日本の木々や名も知れない野草たちが当たり前に食卓や生活の中に関わる日常の実現を目指している。それを地方産業の活性化や持続可能な食材供給、新たな国際競争力にも繋げていくために、里山にて蒐集・記録・発表を繰り返しておいしい価値化を試行している。代表的商品として、草木酒・フォレストソーダ・草木塩がある。
日本は国土の7割が山であるにも関わらず、木材自給率は41.8%しかなく、多くの国産間伐材がその価格の低さ故に市場に出ることなく放置されている。
単に間伐材を使用するだけでは本質的な国産木材の需要創出には繋がらないため、同社では日本全国の林業従事者と直接取引する中で定めたフェアトレード価格に準じて、余剰間伐を正規価格で取引することで林業従事者を支援し、日本の林業の本来的な意味での活性化を目指している。
深い森を感じる「高野六木炭酸」を味わって、リラックスしてみては。
日本草木研究所公式オンライストア:https://nihonkusakilab.stores.jp/
日本草木研究所HP:https://nihonkusakilab.com/
(山本えり)