写真家・ライターとして活躍する澤村徹氏の写真展「視覚の陰謀論」が、4月12日(水)~19日(水)の期間、新宿マルイ本館8Fにて開催される。
オールドレンズのオーソリティー
澤村徹氏は、オールドレンズのオーソリティーとしてカメラ写真業界で活躍し、これまで20冊以上のオールドレンズの解説書を出版。その傍ら、2008年よりデジタル赤外線写真による作品制作をスタートした。
2009年には、日本初となるデジタル赤外線写真による写真展「Black Morning」を開催。同作品は日本写真協会新人賞にノミネートされた。
約60点の写真を展示
今回開催される澤村徹写真展「視覚の陰謀論」では、3月31日(金)に発売された同氏の新刊『デジタル赤外線写真マスターブック』3,300円と連動し、
目に見えない赤外線の世界を捉えた、デジタル赤外線写真による掲載作品および未発表作品を含めた約60点の写真を展示。
赤外線だけで照らされた世界を人は見ることができないが、見えないだけで、赤外線の世界は目の前に広がっている。自然光にも人工光にも赤外線は含まれ、昼夜を問わず赤外線の世界は存在している。
誰の目にも見えない世界を具象化
同氏のデジタル赤外線写真では、そんな誰の目にも見えない世界が具象化されている。
特殊な撮影装置を使って赤外線だけで照らされた世界を捉え、さらに独自の画像処理によって人々が認識できるイメージへと変換している。
異界のようなその光景は、擬似的な世界でも空想の世界でもなく、まぎれもなく目の前に広がるひとつの有り様なのだ。
デジタル赤外線写真の本格的な解説書
『デジタル赤外線写真マスターブック』は、デジタル赤外線写真の制作方法をひもとく本格的な解説書。
同氏の作品を多数掲載する一方、デジタル赤外線写真の撮影機材、撮影方法、画像編集について詳細に解説されている。
著者が在廊中はサインを入れてもらえる
また写真展会場では、新刊『デジタル赤外線写真マスターブック』に加え、同氏のオールドレンズ関連の既刊書も販売。
著者が在廊中はサインを入れてもらうことも可能で、さらに展示作品のプリントが受注販売される。サイズはA3・A4・2Lの3タイプ。それぞれ額装された状態で送ってもらえるので、併せてチェックしてみては。
この機会に澤村徹写真展「視覚の陰謀論」へ足を運んでみては。
■新宿マルイ本館8F
住所:東京都新宿区新宿3-30-13
写真展時間:11:00~20:00
入場料:無料
(佐藤ゆり)