湘南学園小学校は、1~6年生の全校児童が縦割り班を作り、砂浜で造形作品作りを行う「第50回交歓会」を4月25日(火) に藤沢市の鵠沼海岸で開催する。
同校は、4月に入学式を終えた新1年生を歓迎すると共に、学年の枠を超えた異年齢集団の結びつきをつくる機会として毎年交歓会を開催してきた。新型コロナウイルスの流行により2020年は開催されなかったが、2021年以降は感染対策を講じながら実施。今年は50回目を記念する回となる。なお雨天の場合は、翌日の4月26日(水)に実施される。
児童が協力しながら砂の造形作品作りに挑む
同校では、全校児童を縦割りにしたグループの「なかよし班」を編成。1班ごとに各学年6名程度ずつ所属し、全員で30名超のメンバーがいる。6年生の中からリーダー、5年生の中から副リーダーが選ばれ、行事に向けて準備に取り組んでいく。
準備では、高学年を中心にどんな造形物を作るか話し合いを実施。毎年子どもたちがテーマを決めており、2022年は「湘南の海に◯◯出現!」、2021年は「生きもの」だった。
当日は、1年生と6年生が手を繋ぎながら、小学校を出発し海岸まで歩いていく。
海岸につくと、班ごとに制作をスタート。協力しながら砂の造形作品作りに挑む。
長い歴史を誇る同活動
湘南学園は、2023年に90周年を迎えた。交歓会のように、縦割り班に分かれ砂浜で造形作品作りが初めて行われたのは1935年。
5月27日の海軍記念日に全校児童が紅白に分かれて砂軍艦を作ったという記録がある。
鵠沼海岸まで遠足のように全校児童ででかける行事は戦後も行われ、1983年に現在のような交歓会になった。
以来、600名の児童が並んで海岸まで歩いて砂浜で造形作品作りをする様子は、地元にも知られる行事となっている。
環境問題に寄与
同校は、2013年にFEE Japanからエコスクール活動が認められグリーンフラッグを取得するなど、持続可能な社会の実現に向けた教育を行ってきた。湘南の地域は、海の環境保護に対する意識が強く、学校もその影響を受けていることが背景にある。今回の交歓会は、小学生にとって自然に親しむと共に、海の環境問題についても考えるきっかけとなるだろう。
児童たちにとって忘れられない思い出ともなるであろう、湘南学園小学校の「第50回交歓会」をチェックしてみては。
湘南学園小学校公式HP:https://www.shogak.ac.jp/elementary/
(ソルトピーチ)